学校だより LIVE

野木沢小の教育や校長雑感をLIVEでお届けします

124 運動会を終えて

 5月から10月に延期して実施された、今年の運動会。まずは、やれてよかったと思います。ただ、私の予想は大きく外れ、台風が接近し、やむなく平日実施となったことで、観戦することができなかった保護者の皆様には、申し訳なく思います。しかし、6年生にとって、小学校最後の運動会であったわけですから、やれないよりはやれた方が絶対よかったです。また、一つ小学校の思い出ができたと思います。また、1年生にとっては、小学校初めての運動会。幼稚園や保育園とは違った感じを、子どもなりに受け止めたのではないでしょうか。

 さて、今年の運動会を振り返って、私が一番感じたのは、子どもたちの健気さです。いつも思うことですが、運動会は、運動が苦手な子どもにとっては、なかなか気持ちが前向きになれないところがあります。そういう子は、練習段階から、複雑な思いで参加しています。中には、休みたいとさえ思っている子どももいます。心と体は表裏一体なので、気持ちが沈んでいると、本当に体の調子が悪くなるのです。それでも、参加した子どもたちは、みな、頑張って競技しました。一生懸命頑張る姿に、野木沢の子どもたちの健気さが現れていたと思います。どの学年の、どの競技においても、みな、最後まであきらめずに、本気全力100%で頑張っていました。例え、入賞にならないと分かっていても、最後までしっかりと走りきりました。たとえ、びりでも、かっこよく走りきりました。ほんとに素晴らしい子どもたちだと思います。

 そして、応援団を中心に、紅も白も応援を頑張っていました。高学年の子どもが種目でいなくても、低学年の子どもたちが、大きな声援を送っていました。下級生たちに応援された上級生たちは、さぞかし、嬉しかったことでしょう。そして、お出で頂いた御家庭の皆様からも、大きな声援を頂いて、子どもたちは、みな、いつも以上に頑張ったに違いありません。また、代表児童の返事やあいさつ、態度も立派だったと思います。

 そして何より、今回の運動会は、保護者の皆様の支えがなければ、できなかったと思います。早朝からの準備、係分担、そして、休憩ごとの校庭整地と、本当にお世話になりました。野木沢小保護者の皆様のチームワーク、団結力、そして、ボランティア精神はとても素晴らしいです。本当に心強く思いました。ありがとうございました。

 さて、運動会は終わりました。しかし、子どもたちの教育活動が終わったわけではなく、番組はさらに続きます。これからも、日々の授業を充実させていくことはもちろん、行事的には、11月には、中旬にマラソン大会、下旬に学習発表会も控えています。それが過ぎれば、もう12月。2学期のまとめに入ります。これまで着実に、子どもたちは力を付け、成長してきています。コロナもインフルエンザも、心配なことはなくなりませんが、それでも、これまで同様、子どもたちの健やかな成長のために、学校、家庭、地域が一体となって、教育活動を展開していきたいと思います。引き続き、御理解と御協力をお願いします。

123 映画「ジオストーム」

 あれ程、「10月10日は晴れるはず」と豪語していて、今回、見事に大雨となった結果に、つくづく、(人間の力は、自然の中では、無力だ…)と思いました。これだけ、科学技術が進んでいても、天候をコントロールすることはできないわけです。自然界は、今だ神の領域なのかもしれません。だから、人間が介入することで、大変なことが起こる…。実は、そういうことをテーマにした映画がありました。
 映画「ジオストーム」。この映画の中では、人類が、ついに天候をコントロールすることができた世界を描いています。宇宙空間に大きな網のようなものを設置し、それが全世界の上空を覆っていて、気象コントロール衛星が、コンピュータにより、各地の天候を制御するという話です。しかし、コンピュータウイルスにより、気象衛星がコントロールできなくなり、世界各地で通常には起こりえないような災害が勃発します。熱ビームで山火事が起きたり、南米の海が一瞬で凍り付いたり、日本にも巨大な雹が降ってきたりします。そして、ついに「ジオストーム」という大規模な嵐が…。
 この映画を見て思ったことは、やはり、自然の力の前では、人間の力はかなわないこと。そして、改めて、私たち人間も、この地球においては自然の一部なんだということ。だから、今までも、自然と共に生き、そして、これから、自然と共存していくのだと思いました。

122 運動会の話「当日のスケジュール」

※12日(月)実施に変更になりました。朝の準備があるため、開始時刻は少し遅れます。

 また、当日、お弁当持参になります。昼食後、下校となります。

※時刻は、あくまで目安です。前後することがありますので御了承ください。
  6:00 花火の打ち上げ
  7:00 朝の準備(執行部と学年委員の皆様、お世話になります)
  8:15 入場行進
       開会式
  8:30 1 応援合戦
       2 ラジオ体操
       3 100メートル走(3・4年)
       4 かけっこ(1・2年)
       5 150m走(5・6年)
  9:20 休憩
       6 Hippappe!
       7 何がでるかな?(1・2年)
       8 どうぞ ごいっしょに!(5・6年)
       9 2020流行語大賞?(3・4年)
 10:30 休憩

                       10 鼓笛
                11 ダンシング紅白玉入れ(1・2年)
                12 野小タイフーン(3・4年)
                13 キャッチ ザ ドリームボール(5・6年)
                14 紅白対抗リレー
 11:30 閉会式
       児童は、教室に戻って帰りの会
       校庭は、片付け作業(お手伝いの御協力をお願いします)
 12:00 児童下校

 今のところ、当日の天気予報は「曇り一時雨」。午前中に運動会は終了する予定なので、降られる前に終わるかと思います。準備や片付けに御協力いただく皆様、どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、明日は運動会前日になります。当日、最高のコンディションで参加できるように、金曜日は早めに就寝し、土曜日朝の朝食の摂取、そして、最後の励ましの言葉をかけて、笑顔で送り出して下さい。

121 運動会の話「スローガン」

 今年の運動会のスローガンは「輝く希望と 光の矢 大迫力の運動会」。考えたのは、6年草野勝斗さん。そこで、勝斗さんに、インタビューしてみました。

Q1 このスローガンは、どんな運動会をイメージして考えたのですか?
  
 応援歌の中に入っている、赤の「輝く希望」と白の「光の矢」から、赤と白が全力で戦っている迫力のある運動会をイメージしました。

Q2 スローガンの中にある「光の矢」は、どういうものですか?

 白が光の矢のように、突き進んでいる様子です。

Q3 勝斗さん6年生にとって、小学校最後の運動会ですが、どんな運動会にしたい  ですか?

 5月でも10月でも、最後の運動会を全力でやることには変わりはありません。自分が団長になって、赤組をひっぱって勝利に導きたいし、どちらも全力を尽くして負けても、相手をたたえる運動会にしたいです。

 今回紹介したスローガンを考えた勝斗さんの思いを、全校生で共有して、そこに、一人一人が自分の思いを重ね合わせ、みんなで最高の思い出に残る運動会にしたいと思いました。

 勝斗さんが言っている応援歌は、次のような歌詞の歌です。

ゴーゴーゴー(運動会の歌)▼①フレーフレー赤組▼ フレーフレー赤組ゴーゴーゴー▼ ぼくらは輝く▼ 太陽のように▼ もえあがる希望▼ 力いっぱいがんばろう▼ 赤赤赤ゴーゴーゴー▼ 赤赤赤ゴーゴーゴー▼ もえろよもえろ赤組
②フレーフレー白組▼ フレーフレー白組ゴーゴーゴー▼ ぼくらは白い稲妻だ▼ つきすすむ光の矢▼ 雷の音とどろかせ▼ 元気いっぱいがんばろう▼ ゴーゴーゴー白白白▼ ゴーゴーゴー白白白▼ 地球をまわる稲妻だ白組

そして、3番は、赤と白が同時に歌います。当日も、赤の草野勝斗団長と、白の佐藤煌大団長の指揮に合わせて、振り付きで元気いっぱい歌います。

120 運動会の話「全体練習」

 これまで、3回の全体練習を行ってきました。予定では、8日(木)に最後の全体練習を行います。全体練習では、主に全体で確認したい動きを中心に練習してきました。毎時間、担当の先生から指導があり、確認してきました。
 運動会は、これまでの体育科の授業を中心に取り組んできたことを、発表する場であるとも考えられます。子どもたちは教わったことを教わったようにしかできません。ですから、全体で確認して、全体でできるようにするというのが、この全体練習の大きな目的です。逆を言うと、指導しなければならないことは、この全体練習の場で確認したいわけです。そこで、私からも、「開会式と閉会式の姿勢」について指導しました。

 開会式と閉会式の姿勢は2種類しかありません。「休め」と「気をつけ」です。この二つは基本の動きですが、子どもたちは、意外と出来ていません。「休め」は肩幅に足を開いて、後ろで腕を組みます。これは出来ています。問題は、「気をつけ」の姿勢です。
 足を閉じる。この時、かかとは付けて、つま先を少し開くと、長時間経っていても、ふらふらしません。次に、背筋を伸ばします。頭の先から背中の骨を、上から糸でつられているように、まっすぐに伸ばします。そして、両手は体の脇に付ける。その時、指は開かず、まっすぐに伸ばします。その姿勢で、ふらふらせずに動きを止める。これが「気をつけ」の姿勢です。
 指導されると、子どもたちは、実にきれいに「気をつけ」の姿勢がとれています。素晴らしいです。問題は、その姿勢を、とり続けることが難しい点です。だんだん指先が曲り、体の脇に付けていた両腕が、いつの間にか体の前や後ろで組んでしまいます。両方つけていた足も、少しずつ開いてきます。なぜ、そうなるのでしょうか。それは、正しい「気をつけ」の姿勢をとり続けることが、疲れるからです。足を開いたり、腕を組んだりする姿勢は楽なのです。だから、体が自然と楽な姿勢になってしまうのです。
 それでも中には、ずっと、きれいな「気をつけ」の姿勢をとり続ける子どもはいます。私は、感心します。心と体は表裏一体ですから、そのきれいな「気をつけ」の姿勢から、その子のまっすぐな気持ちを感じます。力を込めて伸ばした指先から、つらくても耐える強い心を感じます。そして、正しいことを貫こうとするひたむきな心を感じます。そういう姿は、きっと誰が見ても美しいのだと思います。
 是非、当日の開会式や閉会式では、自分のお子さんの姿勢にも注目してみて下さい。そして、頑張って気をつけの姿勢をとり続けていたら、そのことはうんと褒めてほしいと思います。