学校だより LIVE

野木沢小の教育や校長雑感をLIVEでお届けします

219 道徳科授業参観に向けて

 道徳科の内容は、大きく4つの視点に分かれています。
  A 主として自分自身に関すること
  B 主として人との関わりに関すること
  C 主として集団や社会との関わりに関すること
  D 主として生命や自然、崇高なものとの関わりに関すること
   
 そして、それぞれの視点において、細かく内容項目が決められています。
  A 「善悪の判断、自律、自由と責任」「正直、誠実」「節度、節制」
    「個性の伸長」「希望と勇気、努力と強い意志」「真理の探究」
  B 「親切、思いやり」「感謝」「礼儀」「友情、信頼」「相互理解、寛容」
  C 「規則の尊重」「公正、公平、社会正義」「勤労、公共の精神」
    「家族愛、家庭生活の充実」「よりよい学校生活、集団生活の充実」
    「伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度」「国際理解、国際親善」
     D 「生命の尊さ」「自然愛護」「感動、畏敬の念」「よりよく生きる喜び」

 今回の授業参観で、各学年で行う道徳科の授業の題材名、内容項目は、次の通りです。

  1年 「わたしにできること」   C「勤労、公共の精神」
  2年 「おとうとのたんじょうび」  D「生命の尊さ」
  3年 「心の優先席」       C「規則の尊重」
  4年 「わたしのゆめ」      A「個性の伸長」
  5年 「手品師」         A「正直、誠実」
  6年 「チャットのつぶやき」   C「公正、公平、社会正義」

 1年生から5年生までは、光文書院の教科書を使い、6年生は福島県教育委員会作成の動画教材を使います。

 授業参観のポイントは、資料を通して、道徳的価値について、子どもたちが自分のこととして捉え、深く考えることができたかどうかです。それが、「考え、議論する道徳」です。

 価値項目や学年の発達段階に応じて、授業の展開もどのように工夫しているか、注目してください。登場人物の行動に「賛成」か「反対」か、自分の立場を明らかにして、その理由を話し合う授業。役割演技などを通して、登場人物の立場で気持ちを考える授業。情報モラルと関連して、身近な問題として、自分ならどうするか考える授業等、いろいろ参観できると思います。どうぞ、お楽しみに。

218 宿泊学習を終えて

「ぼくは、山登りに行って、足が痛くて大変でした。でも、5年生の人に励ましてもらって、とても助かりました。ぼくも来年、そういう5年生になりたいです。」

 これは、今回、宿泊学習に参加した4年生の人が、学校に帰ってきたときの帰校式で、感想発表で話したものです。今年の宿泊学習の全てが、この発表の中に込められていました。

 昨年度は、宿泊を伴う活動は出来ず、いわきの舟戸海岸で磯遊びを行い、石炭化石館ほるるの見学を行いました。しかし、今年は、那須甲子青少年自然の家も感染症対策を取りながら活動することが可能となり、十分気をつけながら、宿泊を伴う学習を行うことが出来ました。

 1日目は、まず、茶臼岳の登山を行いました。往復約4時間の登山でした。登山口に着いたときは、ちょっと霧雨も降っていて心配したのですが、その後、天候も回復し、参加者全員、山頂までたどり着くことができました。途中、休憩を挟みながら登りましたが、なかなかたどり着かないコースが延々と続くことに、子どもたちからはかなり参っている様子が見られました。それでも、お互いに励まし合い、支え合いながら、やっと山頂に着くと、みな、笑顔になり、ここまで自分の力で登りきった満足感や達成感を味わいました。

 自然の家に入所してからは、決められた時間で夕食を食べたり、お風呂に入ったりしました。他団体と混ざり合うこともほとんどなく、生活できました。夕食後は、外でキャンプファイヤーを行い、フォークダンスやゲームをして、みんなで楽しい時間を過ごしました。この時も、夜空には月や星が見られ、とても静かな森の中で、燃え上がる炎は、とても神々しい感じでした。その夜は、日中の登山とキャンプファイヤーの疲れからか、ほとんどの子どもたちが、消灯後、静かに寝息を立てていました。

 2日目は、朝食後、野外炊飯を行いました。メニューはカレーライスで、グループごとに、かまどでご飯を炊き、カレーを作りました。野菜や肉を上手に切ったり、かまどの火を起こしたり、みんなで分担して行いました。羽釜でご飯も炊きました。底に出来たお焦げも、香ばしくいただき、みな無事に、美味しいカレーを作ることが出来ました。片付けでは、食器やなべなど、ピカピカに洗って、きれいに片付けて、所員の方から、合格をいただきました。

 振り返ってみると、あっという間の2日間でした。しかし、この2日間で体験して学んだことは、たくさんあります。参加した子どもたちにとって、一生の思い出に残る、とても充実した宿泊学習でした。

 今回、いろいろと体験してきましたが、その中でも、とてもよかったと思ったのが、登山です。子どもたちは、登っている途中、つらそうにしている人がいると、みんなで声を掛け合い、荷物を持ってあげたり、手を引いてあげたりしていました。そうやって、全員が、山頂にたどり着きました。

 山登りは、山頂がゴールです。そのゴールを目指して、一歩ずつ登っていきます。この一歩は、ほんの少ししか前に進みません。それでも、一歩一歩登っていきます。そうやって、一歩ずつ進むことで、間違いなく、ゴールは近付きます。疲れたら休めばいい。そして、また、歩き始めればいい。そうする内に、ゴールは目の前になります。ゴールが見えてくると、また、頑張る力が湧いてきます。そうして、ついに、ゴールに到着するのです。山頂から、振り返ってみると、スタート地点がものすごく下に見えて、改めて、自分は、ここまで登ってきたんだなあと実感します。山頂に着いたとき、ここまで歩いてきたのは、紛れもなく自分の足です。周りの人から励まされ、支えてもらっても、歩き通したのは、自分の足なのです。それが事実です。

 山登りは、人生に例えられます。つらくて苦しい道のりも、一歩ずつ地道に歩んでいくことが大事です。急げば、転んだり、足をくじいたりして、大怪我をするかもしれません。ですから、慌てず、急がず、確実に一歩ずつ。そうやって、一歩ずつ努力していくことで、いつしか、目標にたどり着くのです。誰もが、あきらめずに、努力し続ければ、必ず、目標達成できるのです。そういうことを、登山は教えてくれます。

 今回、見事に山頂までたどり着いた4年生、5年生の子どもたちは、今後、どんなつらく苦しいことがあっても、きっと乗り越えていけるはずです。あの茶臼岳の山頂で万歳した自分を忘れずに、これからも、自分の目標に向かって、努力し続けてほしいと思います。

217 スポーツテストを実施して

 現在、学校で行っているスポーツテストは、文部科学省で行っている「新体力テスト」です。なぜ、「新」とついているのかというと、文科省のHPに、次のように説明がありました。

 文部科学省では、昭和39年以来、「体力・運動能力調査」を実施して、国民の体力・運動能力の現状を明らかにし、体育・スポーツ活動の指導と、行政上の基礎資料として広く活用しています。平成11年度の体力・運動能力調査から導入した「新体力テスト」は、国民の体位の変化、スポーツ医・科学の進歩、高齢化の進展等を踏まえ、これまでのテストを全面的に見直して、現状に合ったものとしました。(文科省HPより)

 体力テストは、平成11年度に改訂されているのです。平成11年度は、今から22年前になるので、当時の小学6年生だと現在34歳でしょうか。それ以前の方々は、前の体力テストを体験していることになります。私のかすかな記憶をたどると、「ジグザグドリブル」や「斜め懸垂腕屈伸」「垂直跳び」「背筋力」「上体そらし」、さらには「連続逆上がり」等もありました。そして、当時は、ソフトボールではなく、ドッジボール用のボールを投げていました。

 今年度の子どもたちの取り組みの様子を見て、やはり気になったのは、ボール投げです。今のボール投げは、ソフトボールの1号球を使用します。直径2mの円の中でボールを投げます。投球中や投げ終わった後、円から出ないように投げます。投球フォームは自由ですが、ソフトボールのピッチャーが投球するような下手投げはできるだけしないことになっています。ですから、どの子どもも直径2mの円の中で、ステップを踏んで、野球のピッチャーのような上手投げ(オーバースロー)で投げることになります。

 ここで、私が気になったのは、投げるフォームにかなり個人差が見られた点です。きれいなフォームで投げ、30m以上軽々と越えていくボールを投げる子どもがいます。一方、あきらかにボールを投げることをあまり経験していないと思える子どももいます。フォームもぎこちなく、ねらったところにボールがいかない場面も見られました。

 平均するとどのくらい投げられるのか?昨年度の結果を見てみたら、県・全国平均と比較しても、あれっ、思ったより、悪くない・・・という結果でした。でも、もう少し、ボールを投げる技術は高めたいと思いました。

 ボール投げで求められる能力は、投球能力。そのための2つの力は、運動を調整する能力の「巧緻性(こうちせい)」と、すばやく動き出す能力の「瞬発力」です。また、運動特性の項目では「力強さ」と「タイミングの良さ」が関係します。ボールを投げる際に使う力である投球能力は、多くのスポーツや日常生活でも重要な力です。投球能力を高め、力を入れるタイミングをつかむことができれば、ボールを速く投げられたり、遠くに飛ばせるようになったりします。

 そのためには、普段からボールを投げる動作になれていかなければなりません。休み時間、外遊びする子どもたちは多いのですが、ドッジボールなどのボールで遊ぶ子どもは、それ程いません。今の子どもたちには、もっとボールを使った遊びが必要なのかもしれません。

216 思いやり(続き)

 「思いやり」とは、相手の(     )に気付くこと。

 さて、みなさんは、(   )の中に、どんな言葉を入れるでしょうか。6年生に考えてもらったら、次のような考えが出ました。(書いてくれたものを、全て紹介します。重複あり)

・良いところと悪いところ ・悩んでいるところや困っているところ ・気持ち ・思っていること ・嫌なこと ・相手がいやだと思うこと ・気持ち ・思っていること ・気持ち(困り、悲しみ、嫌だ、つらい、どうしてほしいか、どうされたらうれしいか) ・相手がわからないことがあったら、教えてあげる ・気持ち ・思っていること ・思い、気持ち ・きらいなこと、してくれてうれしいこと、いやなこと ・気持ちや思っていること ・言葉 ・優しさ、親切、よさ ・思っていること ・気持ち ・気持ち、心、優しさ ・気持ち

 さすが、6年生です。相手の気持ちや思っていることに気付くことであるという考えが多く出ました。そして、その気持ちも、もっと具体的に、嫌なことやつらいこと、困りなどに気付くことだと挙げてます。さらに、相手の良いところ、よさ、優しさに気付くことも挙げられていました。やはり、最高学年になると、いろいろな見方や考え方ができるのですね。素晴らしいと思いました。

 この質問の正解はありません。間違いもありません。先程の6年生の考えは、どれも、その通りだと思います。似ているのですが、言葉として出ていなかった考えを紹介します。それは、

 「思いやり」とは、相手の(価値)に気付くこと。

 6年生の考えの中にも、良いところ、よさ等ありました。それを、もっと広げて考えると、それは、「相手の価値」ということになると思います。この世の中には、自分と同じ人はいません。誰もが、この地球上で、唯一無二の存在です。そして、一人一人、その人ならではの価値がある。まずは、お互いに、相手の価値に気付いて、その価値を認めることこそが、よりよく生きていくのに必要な事だと思うのです。価値を認めるというのは、その人の存在を尊重するということです。自分よりも下に見たり、差別したり、偏見を持ったりしないということです。みな、尊い命を頂いて、その人の人生を生きている。そこに、違いはないのです。違いを感じてはいけないのです。相手も、自分と同じ、人として、その人らしく生きている。自分の存在が大切なように、相手の存在も大切だということ。そのことに気付くこと。それが、「思いやり」だと思います。

215 思いやり

 学校は、子どもたちの学びの場。その学びには、道徳的価値に気付かせる学びもあります。それは、道徳の時間を核にして、教育活動全般において行われる学びです。当然、授業以外の休み時間や給食や掃除の時間なども含まれます。学校で過ごしている全ての時間において、子どもたちは、他の人とどう関わり、よりよく生きるにはどうしたよいかを学んでいます。

 時に、子どもたち同士のトラブルが起きます。トラブルは、起きない方がいいに決まっています。しかし、現実問題として、成長するために、そのトラブルを通して学ぶ事も、実際にあるのです。

 トラブルの原因は様々ですが、その原因を突き詰めていくと、共通して言えるのは、やはり、「相手の立場に立って考えられない」ことがほとんどです。自分のしたいことを、言いたいことを、よくよく考えずに、やったり言ったりすることで、結果的に、相手に嫌な思いをさせてしまう。自分が相手だったら、傷つくことを言われたり、嫌なことをされたりしたらどうなのか、ということを考えられないのです。時間が経って、後から考えれば、分かることも、その瞬間の沸き立つ気持ちを抑えきれない結果なのです。

 この「相手の立場に立つ」というのは、道徳的価値で言うと、「思いやり」です。小学校学習指導要領解説「道徳編」では、思いやりについて、次のように記されています。

 自分のことばかりを考えたり、自分の思いだけを主張したりしていては望ましい人間関係を構築することはできない。互いが相手に対して思いやりの心をもって接するようにすることが不可欠である。
 思いやりとは、相手の気持ちや立場を自分のことに置き換えて推し量り、相手に対してよかれと思う気持ちを相手に向けることである。そのためには、相手の存在を受け入れ、相手のよさを見いだそうとする姿勢が求められる。具体的には、相手の立場を考えたり相手の気持ちを想像したりすることを通して励ましや援助をすることである。また、単に手を差し伸べることではなく、時には相手のことを考えて温かく見守ることも親切な行為としての表れである。

 けがをした友達を見て、(痛そう)と感じたり、「大丈夫?」と声をかけたりするのは、思いやりです。しかし、弱者に対していたわる気持ちを持つだけが思いやりではないと思うのです。(続く)

214 ちょっといい話

 4校時が終了し、みな給食の準備をしているときのことです。3年生の給食当番が、調理室に自分たちの給食を取りに行きました。すると、配膳する数が、当番よりも多かったのでしょう。人手が足りなくなってしまいました。

 ちょうどその時、放送当番のために、5年生のKさんが、1階に降りてきました。そのKさんの姿を見つけた3年生たちは、Kさんに廊下の端から声をかけました。
 「Kさーん、ちょっと来てー」
 そう呼びかけられたKさんは、「俺?」と言いながら、3年生の方へ行きました。そうして、3年生の食器を一人で抱えたKさんが、3年生の当番たちと一緒に、教室まで運んであげたのでした。

 しばらくして、放送室に戻ってきたKさんに、声をかけました。
 「頼られるって、いいよねー」
 すると、ちょっとはにかんで、Kさんは、こくりとうなずきました。

 上級生を頼りにする下級生。そして、それに応える上級生。微笑ましくもあり、心がほっこりする瞬間に、立ち会いました。

213 全国学力・学習状況調査

 6年生が、国語科と算数科の問題に取り組みました。
 この調査は、学校における児童への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てることを目的に行われています。ですから、6年生の実施ですが、どんな問題が出題されているのか、全職員で確認をします。そして、普段の学習指導において、どんなところに力を入れていくか、共通理解を図ります。

 さて、実際、どんな問題が出題されるのかというと、新聞等でも紹介されていますので、是非、さっと目を通してみてください。かつての一問一答の計算をしたり、漢字を書いたりという問題はありません。活用する力が問われていて、国語も算数も、日常生活の場面から問題が出されています。例えば、国語では、新5千円札のモデルの津田梅子さんに関する調べ学習からであったり、算数では、地域の昔のことを調べるコースから出題されていたりしています。

 また、一つの課題に対して、一つの解答で終わりという形式ではなく、一つの課題から次の課題へ、また、さらに次の課題へとつながって行きます。ですから、やはり重要なのは、そこで示されている課題を理解する読解力です。国語の問題の文字数を数えてみると、ざっと原稿用紙10枚を超える文章量はあります。さらに、文章だけでなく、資料と関連付けていたり、グラフから読み取ったりする等、様々なものから読み解く力も求められています。そして、たくさんの情報の中から、自分が必要な情報を取捨選択する力も求められます。

 課題に対して、どう捉えるかを考える時、その課題を自分事として受け止める課題意識が大事だと言います。そのためには、いつも課題を与えられる受け身ではなく、自分から進んで課題に向き合う主体性が大事になります。そして、自分なりの考えを持つことも大事です。

 本校の先生方で取り組んでいる研究は、まさに、この「自分の考えをもち、主体的に学びに向かう児童の育成」です。研究授業の様子については、今後もお伝えしていきたいと思います。

212 水泳学習について

 先日、プール開きをしました。プール清掃では、3年生から6年生の子どもたちが、きれいに掃除してくれたお陰で、今年も、きれいなプールで、水泳学習を行うことができます。厳密には、今、プールに入水中で、この後、水温が上がり、機械を回して、濾過装置が動いてからの使用になります。それでも、6月に入ったら、水泳学習がスタートします。条件がよければ、いつでも入れるように、プール開きを行いました。

 小学校の体育には、必ず、全学年、水泳学習が入っています。陸上で行う運動では、目標を持って、それぞれの運動をすることがねらいです。水泳学習でも、同じように目標を持って取り組みます。しかし、水泳学習だけ、陸上にはない、特別なねらいがあります。それは、水泳学習は「水の危険から身を守る運動」だということです。

 私たちは、陸上で生活するように身体ができています。ですから、魚のように、ずっと水の中で呼吸をして、活動することはできません。しかし、自分の命や身の回りの人の命を守るためには、水の中で安全に運動できるようになることは大切なことです。それが、水泳学習の大きなねらいです。

 水泳学習というと、泳げるようになることに注目しがちです。最終的には、そこまで目指しますが、まずは、泳げることよりも、浮くことが大事です。まずは、浮くこと。この浮くことこそ、水の危険から身を守る方法でもあります。昨年度、水泳学習の最後に、着衣泳を行いました。その時の合い言葉が、「浮いて待て」でした。もし、間違って水の中に落ちた時は、助けが来るまで「浮いて、待て」ということです。

 「浮く」。泳ぐよりも、浮くこと。ですから、水泳学習では、まず、水慣れしたら、いろいろな「浮き方」を練習します。伏し浮き、だるま浮き、クラゲ浮きなど、全身の力を抜いて、浮くことができるようにします。実は、この力を抜いて浮くことができれば、この後のけのびやバタ足などにつながり、結果、泳げるようになっていきます。そのために、まずは、「浮く」なのです。

 子どもたちの中には、水泳は苦手だからやりたくない、という子が見られます。しかし、見学ばかりでは、水の危険から身を守る方法は、身につきません。実際に、水に入って、自分の体で学ぶしかないのです。ですから、水泳学習は、できるだけ、見学せず、やるようになってほしいです。

 水泳学習では、できるだけ、一人一人の実態に合わせた練習をしていきます。ですから、子どもの苦手なところを、克服できるように練習しますので、お家でも、励ましてほしいと思います。また、今年度も、水泳学習は1学期で終了になります。天気がよい日は、できるだけプールに入るようになりますので、水着の準備は、毎日するようにお願いします。持ち帰ったら、すぐに洗って、干して、翌日、また持たせて下さい。御協力お願いします。

211 学級通信の発行に関するお知らせ

 改めて言うことではないのですが、この「LIVE」は、一応、「学校だより」という役割を担っております。一方、現在、各学年より保護者の皆様に向けて、「学級通信」が発行されております。この「LIVE」と「学級通信」の発行により、保護者の皆様へは、子どもたちの様子や保護者の皆様へのお知らせが成されています。

 改めて、これまでの発行状況を見ると、保護者の方々に対して、お伝えする情報が重複してしまうことがあり、場合によって、情報が合っておらず、再確認のお知らせが必要な事が、これまで度々起きていました。

 そこで、そのような状況にならないよう、この「学校だより」と「学級通信」の発行に関して、今後、以下のようにしていきますので、どうぞ御理解・御了承ください。

 ○これまで、各学年事にお知らせしていました「月行事予定」「下校時刻」については、一覧表にまとめたものを、この「学校だより」でのみ、お知らせします。

 ○コンクール等の入賞者や校内記録会の入賞者等の紹介も、「学校だより」に掲載します。

 ○各学年の「学級通信」では、引き続き、学級内の子どもたちの活動の様子や、学年として独自に連絡が必要な内容についてのみ、お知らせしていきます。

 ○「学級通信」の写真の掲載については、必要最低限として、活動の様子が分かる写真は、学校のホームページにて紹介していきます。

 ○「学級通信」の発行のタイミングは、学級の実態によって異なるため、不定期発行とさせていただきます。また、発行が必要なタイミングで発行するため、A4片面を原則とします。さらに、学年によっては、児童へ直接連絡することで、学級通信を発行しなくて済む場合もあります。そのため、学年によって、発行号数に差が生じますことを、御了承ください。

210 夜空を見上げてみませんか

 5月26日(水)の夜、珍しい天体ショーが見られます。それは、
「スーパームーンの皆既月食」です。

 皆既月食とは、満月に地球の影が重なって、月がすっかり隠れる現象ですが、この時の月が、地球から一番大きく見えるスーパームーンなのです。月食は午後7時前から始まって、皆既月食になるのは午後8時10分頃。約15分程見られるようです。観察する時は、大人の人とするようにお願いします。