道徳科の内容は、大きく4つの視点に分かれています。
A 主として自分自身に関すること
B 主として人との関わりに関すること
C 主として集団や社会との関わりに関すること
D 主として生命や自然、崇高なものとの関わりに関すること
そして、それぞれの視点において、細かく内容項目が決められています。
A 「善悪の判断、自律、自由と責任」「正直、誠実」「節度、節制」
「個性の伸長」「希望と勇気、努力と強い意志」「真理の探究」
B 「親切、思いやり」「感謝」「礼儀」「友情、信頼」「相互理解、寛容」
C 「規則の尊重」「公正、公平、社会正義」「勤労、公共の精神」
「家族愛、家庭生活の充実」「よりよい学校生活、集団生活の充実」
「伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度」「国際理解、国際親善」
D 「生命の尊さ」「自然愛護」「感動、畏敬の念」「よりよく生きる喜び」
今回の授業参観で、各学年で行う道徳科の授業の題材名、内容項目は、次の通りです。
1年 「わたしにできること」 C「勤労、公共の精神」
2年 「おとうとのたんじょうび」 D「生命の尊さ」
3年 「心の優先席」 C「規則の尊重」
4年 「わたしのゆめ」 A「個性の伸長」
5年 「手品師」 A「正直、誠実」
6年 「チャットのつぶやき」 C「公正、公平、社会正義」
1年生から5年生までは、光文書院の教科書を使い、6年生は福島県教育委員会作成の動画教材を使います。
授業参観のポイントは、資料を通して、道徳的価値について、子どもたちが自分のこととして捉え、深く考えることができたかどうかです。それが、「考え、議論する道徳」です。
価値項目や学年の発達段階に応じて、授業の展開もどのように工夫しているか、注目してください。登場人物の行動に「賛成」か「反対」か、自分の立場を明らかにして、その理由を話し合う授業。役割演技などを通して、登場人物の立場で気持ちを考える授業。情報モラルと関連して、身近な問題として、自分ならどうするか考える授業等、いろいろ参観できると思います。どうぞ、お楽しみに。