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1. 213 全国学力・学習状況調査

投稿日時: 2021/05/27 野木沢小-サイト管理者

 6年生が、国語科と算数科の問題に取り組みました。
 この調査は、学校における児童への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てることを目的に行われています。ですから、6年生の実施ですが、どんな問題が出題されているのか、全職員で確認をします。そして、普段の学習指導において、どんなところに力を入れていくか、共通理解を図ります。

 さて、実際、どんな問題が出題されるのかというと、新聞等でも紹介されていますので、是非、さっと目を通してみてください。かつての一問一答の計算をしたり、漢字を書いたりという問題はありません。活用する力が問われていて、国語も算数も、日常生活の場面から問題が出されています。例えば、国語では、新5千円札のモデルの津田梅子さんに関する調べ学習からであったり、算数では、地域の昔のことを調べるコースから出題されていたりしています。

 また、一つの課題に対して、一つの解答で終わりという形式ではなく、一つの課題から次の課題へ、また、さらに次の課題へとつながって行きます。ですから、やはり重要なのは、そこで示されている課題を理解する読解力です。国語の問題の文字数を数えてみると、ざっと原稿用紙10枚を超える文章量はあります。さらに、文章だけでなく、資料と関連付けていたり、グラフから読み取ったりする等、様々なものから読み解く力も求められています。そして、たくさんの情報の中から、自分が必要な情報を取捨選択する力も求められます。

 課題に対して、どう捉えるかを考える時、その課題を自分事として受け止める課題意識が大事だと言います。そのためには、いつも課題を与えられる受け身ではなく、自分から進んで課題に向き合う主体性が大事になります。そして、自分なりの考えを持つことも大事です。

 本校の先生方で取り組んでいる研究は、まさに、この「自分の考えをもち、主体的に学びに向かう児童の育成」です。研究授業の様子については、今後もお伝えしていきたいと思います。