学校だより LIVE

野木沢小の教育や校長雑感をLIVEでお届けします

201 鉄棒運動

 各学年の教育計画によりますと、4月・5月に「鉄棒を使った運動遊び」「鉄棒運動」が計画されています。それぞれの学年の発達段階で、取り組む種目などは変わってきますが、一つだけ言えることは、計画されている時間だけでは、なかなか鉄棒は上手にならない、ということです。鉄棒運動に配当されている時間は限られていて、他の運動もたくさんあるので、これ以上増やすことはできません。そこで、体育の授業以外の時間に、鉄棒を使って遊ぶことが求められます。しかし、実際は、休み時間に、鬼ごっこなどで遊ぶ姿はよく見かけますが、鉄棒で遊んでいる姿はあまり見かけません。子どもたちには、是非、休み時間に鉄棒で遊んでほしいと思っています。

 4/21の福島民報に、「逆上がりの成功のこつ」という記事が載っていました。「逆上がり」は、子どもにとっては、是非、できるようになりたい技の一つです。この記事の中では、逆上がりができるようになるためには、次の三つのポイントを挙げています。

 ① 蹴り上げる足の力  ② 引き付ける腕の力  ③ 後ろに回る感覚

 この三つの動きがうまく連動すると、逆上がりは成功するそうです。この中で、後ろに回る感覚を身につけるために、親子で向き合って、手をつなぎ、子どもが大人の体を駆け上がって、後ろにくるっと回る動きが紹介されています。これを読んだ時、私も娘が小さい時に、よくやっていたのを思い出しました。子どもは、逆さまになったり、回転したりする動きが大好きです。親がへとへとになるまで、「やってやって」とねだられていました。

 この記事を、下部に掲載してあります。ポイントとなる動きについて、動画で確認できるようになっていますので、是非、覗いてみてください。最初は、思うようにいかないかもしれませんが、あきらめずに取り組むことで、できるようになると思います。

 逆上がり成功のこつ.jpg

202 ムシテックワールド

 先日、1年生、2年生、3年生の子どもたちが、見学学習でムシテックワールドに行きました。私も活動の様子を見に行きましたが、そこで懐かしい物を見つけました。

 それは、「うつくしま未来博」の資料でした。うつくしま未来博は、2001年の7月から9月までの3ヶ月間、この須賀川市の会場で行われた博覧会です。当時は、ここにたくさんの展示館が建てられ、多くの人たちが訪れました。福島県内の小中学校は、全ての学校が訪れたと思います。また、パスポートもあったため、仕事を終えてから、連日駆けつけた人もいたようです。私も、当時勤務していた学校の子どもたちと来ましたし、矢吹からも近いので、休みの日に2、3度訪れました。日中はすごく混んでいましたが、夕方は人混みもなく、静かに散策できたことを覚えています。また、展示館の中に、昔話の語りべのお話を聞ける民話茶屋があって、実はそこで、当時、会津で語りべをしていた私の母親も語りをしたことがありました。そうそう、あのキビタンは、この未来博のマスコットとして誕生しました。その資料を見ていたら、懐かしいことを次々に思い出しました。

 このムシテックワールドは、その時、「なんだろうのミュージアム ムシテックワールド」という名の展示館でした。そして、未来博が終わってからも、昆虫と科学をテーマにした科学館「ムシテックワールド」として、今も残っているのです。

 子どもたちは、サイエンスショーを見たり、やじろべえの工作をしたりして、科学の世界に触れた後、昆虫の展示物を見に行きました。ここでは、いろいろな昆虫の体のつくりや行動の不思議を体験できました。お昼のお弁当も、天気が良かったので、オープンデッキで食べました。この日は、野木沢小だけの貸し切り状態でしたので、ゆっくりと過ごすことができました。館の方にお話を聞いたところ、5月からは、連日、たくさんの予約が入っているとのこと。今のうちに行けて良かったなあと思いました。

 さて、学校が始まって一ヶ月。これまで、子どもたちは毎日、元気に学校生活を送ってきました。明日からの連休は、ちょっと疲れた身体と心のリフレッシュができればいいなあと思います。そして、連休明けには、また元気に登校してきてほしいです。なお、外出する際には、マスクを着用し、感染対策をしっかりとして、できるだけ密を避けて、お願いします。

203 福島県新型コロナウイルス緊急特別対策

 昨日は、お忙しい中、早朝よりPTA奉仕作業に御協力いただきまして、ありがとうございました。お陰様で、とてもすっきりとした、気持ちのよい環境で、学校生活を送ることができています。

 さて、奉仕作業の時にもお話ししましたが、5月8日(土)から5月31日(月)まで、福島県新型コロナウイルス緊急特別対策機期間になりました。
 県の感染症対策本部会議で、福島県内の感染状況が「ステージⅢ」と判断され、それを受け、学校の行動基準も「レベル2」となりました。期間中、県民の皆様へのお願いとしては、「県をまたいだ不要不急の往来を控えること。」「県内でも感染拡大地域への不要不急の往来を控えること。」「飲食は、感染防止対策を徹底すること。」です。

 学校においても、感染リスクの高い学習活動は、停止となります。今のところ、石川町での感染状況は落ち着いているため、今週15日(土)に予定している運動会は、感染対策をしっかりと取って、実施する方向でいますが、今後の状況によって、急遽変更することも考えられます。その場合、メール等でお知らせします。

 5月28日(金)に予定している6年生の修学旅行は、現在、会津若松で感染者が増加傾向であり、予定どおりの実施は困難と思われますので、延期とします。実施時期等については未定で、県内の感染状況を見ながら、今後、決定次第お知らせ致します。

 各家庭におかれましては、引き続き、感染対策をお願いします。特に、朝の検温、体調チェックで、発熱があったり、体調がすぐれなかったりした場合は、無理に登校せず、休養するようにしてください。また、本人は元気でも御家族に発熱等の症状がある場合も、お子さんを登校をさせないよう、お願いします。その場合、欠席ではなく、出席停止扱いとなります。 今後も、もし、御家族やお子さんが、下記のような場合には、学校(教頭)までお知らせください。(学校 0247-26-1624)

 ①発熱や咳など、風邪症状が続く場合
 ②PCR検査を受けることが必要か不要か判明した場合
 ③PCR検査結果が判明した場合
 ④濃厚接触者に特定された場合

204 もし、感染者が出たら・・・

 石川町では、今のところ、感染状況は落ち着いているのですが、福島県内では、感染拡大地域が多数あり、十分注意していかなければならない現状です。

 そこで、もし、本校でも感染者が出た場合、どういう対応になるのか、保護者のみなさんに事前にお伝えしておきたいと思います。

 A学年の児童Bさんが、感染したと仮定します。

(1)Bさんのお家から、学校に連絡が入った時、学校から「保健所や病院で、どのような指示があったか」を確認します。
(2)学校から、教育委員会へ第一報の連絡を入れます。
(3)保健所から学校へ、濃厚接触者を特定するための問い合わせが入るので、必要な情報を保健所へ提供します。
(4)児童・先生方の健康状態を確認します。
(5)教育委員会、保健所と相談して、臨時休校の必要の有無、実施する範囲や期間等を決めます。(目安は1~7日間)
(6)臨時休校について、保護者へプリントやメールでお知らせします。

 この際、個人情報保護のため、感染した児童に関した情報(学年、個人名等)は、一切公表いたしませんので、学校や教育委員会への問い合わせは、ご遠慮ください。ただし、濃厚接触者に特定された児童のお家には、保健所より個別に連絡が入ります。

(7)臨時休校期間中は、外出を控え、自宅等で待機し、健康観察をお願いします。
(8)学校では、臨時休校期間中に、施設内の消毒作業を行います。
(9)感染したBさんは、病院の医師が登校を認めるまで、出席停止になります。
(10)濃厚接触者に特定された人は、感染者と接触した翌日から、14日間の出席停止になります。
(11)臨時休校期間が終われば、学校を再開します。
(12)出席停止期間が終われば、登校できます。

 およそ、このような対応になります。この中で、保護者のみなさんが一番気になるのは、やはり、どの学年の児童が感染したのか?ということだと思います。我が子の学年ではないのか?兄弟が同じ学年にいないのか?等、特に知りたいことだと思います。
 その気持ちはよく分かります。しかし、実際に感染した児童やその保護者の方の立場を考えると、それに関しては、公表することはできません。ですので、保健所からの濃厚接触の連絡が来なければ、お子さんは該当しないと判断していただくしかないわけです。
 ただ、前述したとおり、臨時休校期間が終わり、学校を再開した時に、感染児童・濃厚接触児童は登校できない状況になります。ですので、必然的に学年等は分かることになりますが、決して誰が感染者なのか等の詮索は控えてくださいますよう、お願い致します。

 どんなに感染対策をとっても、いつ、誰が、感染するか分からない状況です。その時、一番不安でつらい思いをするのは、間違いなく、本人であり、その御家族です。その気持ちを察して、みんなで、感染者の一日も早い回復を、温かい気持ちで願っていきたいと思います。

 もし、感染者が出たら、というお話でしたが、各家庭におきましても、もし、自分の家で感染者が出たら・・・、とシミュレーションしてほしいと思います。

205 限界突破 心を燃やして 花咲く勝利を

 これは、今年の運動会のスローガンです。考えたのは、6年生の二瓶大雅さんです。大雅さんに、このスローガンに込めた思いを聞いてみました。

 ぼくにとっては、最後の運動会になるので、自分の持つ力を限界をこえるまで出し切り、心に残る最高の運動会にしたいと思い、このスローガンを考えました。
 そして、応援団長として、みんなに花咲く勝利を届けます。

 とても強い思いがこのスローガンに込められていました。きっと同じ応援団長の草野大輝さんも、同じ思いでいることと思います。紅も白も、この熱い思いを持った応援団長の下、精一杯戦ってほしいです。

 私は、このスローガンを見て、ある一つのことを思いました。それは、「ルーの法則」です。
 「ルーの法則」とは、トレーニングの世界の法則で、簡単に言うと、「人の体は、適度に使っていることで発達し、使わないでいると衰える」というものです。当たり前のような気もしますね。しかし、この適度な運動で大事なのは、自分の持っている力をちょっとだけ超えるということです。自分の持っている力を100としましょう。トレーニングでは、この100を常に意識し、それを、ちょっとだけ越えるようにします。そうして、トレーニングし続ければ、もともとの100の力が、102の力になるということです。一方、もともと100の力があるのに、トレーニングで全力を出さずに、少し手を抜いたトレーニングを続ければ、100の力があった自分の体がちょっと衰え、98の力の体になってしまうのです。
 だから、大事なのは、常に全力で、自分の限界をちょっとだけ突破したトレーニングを続けることです。そういう姿勢が、大事なのです。

 結果は、あとからついてくるもの。それよりも大切なことは、常に、限界突破の本気全力で、持っている力を出し切ること。中途半端にやらないということです。終わってから、「ああ、ホントはもっとやれたのになあ」なんて言うのは、愚の骨頂で、自分を全く鍛えてはくれません。例え何着になろうとも、ゴールするまで、あきらめず、本気・全力を出して、ベストを尽くす。そういう姿勢こそが、自分を高めてくれるのです。(続く)