学校だより LIVE

野木沢小の教育や校長雑感をLIVEでお届けします

284 節分に・・・

 今年の節分集会は、放送により行いました。各学年の代表児童が、自分たちの追い出したい鬼の発表をしました。

 1年 先生がいないと、できない鬼
 2年 忘れ鬼、時計を見ない鬼
 3年 悪口鬼
 4年 静かにならない鬼、言葉遣いが悪い鬼
 5年 素直に受け止められない鬼、忘れ物をする鬼
 6年 しゃべりすぎ鬼、態度が悪い鬼、整理整頓できない鬼

 実は、先日、石川中学校を平成8年度に卒業された方々の代表の方が来校されました。今年厄払いをされたそうで、その厄落としの催しとして、6年生の子どもたちに節分菓子を贈ってくださいました。厄払い実行委員長で、本校PTA庶務でもある草野さんは、ご自身が子ども時代に、そのようにお菓子をいただいた経験があり、是非、自分たちの時にもやってあげたいと思っていたそうです。そのように、母校の先輩方が、後輩達のために何かしてくださるというつながりがあるのが、とてもうれしいなあと思いました。今回、本校だけでなく、他の施設と合わせて426名に贈ったそうです。協賛してくださったみなさま、ありがとうございました。

283 「発症したら、お大事に」

 前号では、保護者の皆様にいろいろとお願いを致しました。紙面の都合上、その後に、どうしてもお伝えしたかったことが書けませんでしたので、ここに、前号の続きとして記します。

 これまでは、コロナに感染したくない、感染したら大変だ、という思いを、誰もが持っていたと思います。その背景には、感染者に対する誹謗中傷などが心配というものがあると思います。なぜ、感染者が出ると、それはどこの誰だ?という犯人捜し的なことになっていたのかというと、それは、感染者が出ると、その感染者がたった一人だったとしても、学校が休校になったり、学級閉鎖になったりしていたからだと思います。だから、誰も感染したくないと思っていましたし、感染者が出たら、自分の身の安全のため、その感染者に関する情報を少しでも探ろうとしたのだと思います。

 しかし、オミクロン株になり、いつでも、どこの誰でも、感染してしまう状況になってきました。全員が、次は我が身?という状況です。ただ、今までと違うのは、学校において、濃厚接触者を出さない対応をしていれば、仮に誰かが発症したとしても、その人から感染する他の人を出さないことはできるということです。他に感染する人や濃厚接触者がいなければ、学級閉鎖も学校休校もしなくていいことになります。あとは、発症した本人だけが、回復するまで休むだけです。これなら、コロナに感染しても恐れることはありません。当然、感染した人を探る必要もないし、その人が責められることもない。これは、インフルエンザなどと同じ扱いです。

 こういう状況の合い言葉は、「発症したら、お大事に」です。お互いに、発症した人の早い回復を願い、優しい気持ちで接したいと思います。今後、誰が発症したとしても、みんなで温かい気持ちで見守り、回復を願うようになれば、もう、新型コロナウイルス感染は普通の感染症と変わりません。

 野木沢小では、みんなで「発症したら、お大事に」という合い言葉で、今のコロナ禍を乗り越えて行きたいと思います。そのために、前号でお願いしたように、濃厚接触を出さない対応へのご協力をお願い致します。

282 コロナ対応に関するお願いとお知らせ(重要)

 福島県における1月の新型コロナウイルス感染者数は、4249人。クラスターも49件発生しました。2/1の新規感染者数は605人。そのうち、10代~10代未満が占める割合は4割。オミクロン株は、感染スピードが速く、無症状か軽症者が多いそうです。また、風邪に症状が似ていて、感染に気付かないケースもあるようです。県の担当者は、まだピークアウトに向かっていないこと、2月も1月の同規模かそれ以上の感染を予想していること、そして、家庭内での不織布マスクの着用について話しています。

 さて、連日、県や町教育委員会等からの通知が入り、保護者の皆様にも配付しておりますが、本校としての対応等について、お伝えします。

 今回の通知で、一番の変更点は、もし、学校で感染者が出た場合、その濃厚接触者を学校で特定することになった点です。その場合、次のような手順になります。
 ①発症者の発症日2日前からの行動を確認します。
 ②その発症者の行動に対して、接触した人がいないか、どのように接触したか確認します。その時、濃厚接触者と特定するチェックポイントは、次の3点です。
  □マスク(不織布マスクか同等のもの)を正しく着用していたか。
  □マスクなしで、1m以内にいたか。
      □マスクなしで、15分以上いたか。
 ここで、濃厚接触したかどうかの一番のポイントは、マスクの正しい着用になります。
 こうして、濃厚接触者に特定された人には、接触後、7日間の自宅待機と毎日の健康観察チェックをお願いすることになります。そして、人数や状況等により、町教委会と相談の上、臨時休業や学級閉鎖等の対応をすることになります。

 学校として、これまで同様に、朝の検温、健康チェックをして、発熱や体調が優れない場合は、登校させないことは、引き続きお願いします。これにより、まず、ウイルスを学校に持ち込むことを防ぎます。

 しかし、前述したとおり、オミクロン株は、無症状で感染したことに気付かないことが多いようです。これでは、知らず知らずの内に、実は感染している人が登校・出勤してしまうことになります。これを防ぐのは、かなり難しいと思われます。実際、県内各地の学校でクラスターが発生しているのも、そういうことだと思います。

 そこで、学校としてできることは、仮に、無症状の感染者が登校・出勤したとしても、その人に濃厚接触して、新たな発症者を出さないことです。無症状の感染者は、そもそも症状が出ていないので、判別することは困難です。しかし、学校にいる子どもたちや先生方が、普段からお互いに濃厚接触しなければ、そこから新たな感染者を出さないことになります。また、無症状の感染者が、その後、症状が現れて発症したとしても、学校内において、他の人が濃厚接触していなければ、それ以上感染者を出すことを防げます。

 学校に来ている限り、接触はします。しかし、濃厚接触をしなければいいのです。それは、可能です。前述の濃厚接触のチェックポイントに当てはまらなければいいのです。

  □マスク(不織布マスクが望ましい)を常に正しく着用している。
  □マスクなしで、1m以内、15分以上近くにいない。

 これで、濃厚接触にはなりません。そこで、保護者の皆様にお願いしたいのは、子どもたちのマスクを「不織布マスク」にしてほしいということです。実は、私もこれまで布マスクを使用していました。肌触りや繰り返し使用できるのでそうしていました。しかし、今回のことで、不織布マスクに替えました。ちょっと慣れるまで大変ですが、仕方ありません。子どもたちの中にも布マスクを使用している子はいます。中には、だんだんひもが緩くなってきていて、気がつくと鼻マスクになっている子も見かけます。毎日、新しい不織布マスクを着用することは、マスクの準備等でご負担やご面倒をおかけすることになるのは重々承知しておりますが、しかし、今、学校はこういう状況であることをご理解頂き、ご協力をお願いしたいのです。不織布マスクの上に、布マスクをつけるのは構いません。どうぞよろしくお願い致します。

 そして、最後にお願いしたいのは、ウイルスに、負けない体づくりと生活です。これまでも、風邪やインフルエンザなどのウイルスによる感染症は、度々起きていましたが、そういう感染症にかかる子とかからない子がいます。それは、個々の免疫力の違いだと言えます。今回のコロナも同じです。もうかなり身近にあるはずのコロナウイルスが、体内に侵入しても、やっつけられるだけの免疫力、抵抗力があればいいわけです。そのためには、次の3つが重要です。
  □栄養バランスのよい食事
  □適度な運動
  □十分な睡眠
 特に、睡眠時間は、しっかりと取ってほしいと思います。3年生までは夜9時、4年生以上も夜10時には寝るようにしてほしいです。

281 致道館の教育

 今週は、全国学校給食週間になっていました。明治22年、山形県の鶴岡町(今の鶴岡市)の忠愛小学校で、初めての学校給食が提供されたそうです。先日の本校給食では、その時に出された「おにぎり、焼き魚、漬物」がメニューに出ました。日頃の美味しくて、栄養バランスのよい給食に感謝しながら、いただきました。

 さて、この忠愛小学校があった山形県鶴岡市ですが、実は、私の父親の故郷でして、私は小学生の頃、毎年、夏休みになると、出かけていた所でした。名所旧跡もいろいろあるところで、有名な所では、出羽三山の一つ、羽黒山があり、そこには国宝になっている立派な五重塔があります。他にも、クラゲの展示で有名な加茂水族館などもあります。その中でも、私が(すごいところだ)と心から思ったのが、「致道館(ちどうかん)」でした。

 私の故郷会津には、会津藩の藩校「日新館」がありますが、この「致道館」は庄内藩の藩校です。武士の子弟が学ぶところは、どちらも同じなのですが、「致道館」には、日新館にない、独特な仕組みがありました。その一つが、クラス分けです。致道館には、全部で5つのクラスがあります。

 ①句読所(くとうしょ)  今の小学校にあたる
 ②終日詰(しゅうじつづめ)今の中学校にあたる
 ③外舎(がいしゃ)    今の高等学校にあたる
 ④試舎生(ししゃせい)  今の大学教護課程にあたる
 ⑤舎生(しゃせい)    今の大学学部か大学院にあたる

 何がすごいのかというと、この5つのクラスは、年1~4回の学業検閲に合格すれば、年齢や修学年数に関係なく順次進級できるのです。なんと飛び級もあったそうです。まるで、海外の学校制度みたいです。
 また、句読所には担任の教師がつきますが、終日詰以上は自学自習と会業(かいぎょう)と呼ばれる小集団討議が中心でした。つまり、担任の先生はいないのです。自分たちで学びあったということです。会業では、助教と呼ばれる人が会頭(リーダー)となり、課題と期日を定めて研修の成果を個人ごとに発表し、互いに討論して疑問を明らかにしながら理解を深めようとする学習方法です。まさに、自主的な学びの集団というわけです。

 こんな仕組みのある致道館は、すごいところだなあと思ったのですが、後に、この鶴岡市が学校給食の発祥の地と知って、昔から教育に力を入れている土壌の鶴岡市なら、それもあり得ると納得したのでした。

280 コロナ感染防止に向けて

 先日、一斉メールでお知らせしましたとおり、新型コロナウイルス感染拡大防止に係る対応について、福島県教育委員会より通知が出ました。
 次のとおりの対応となりますので、よろしくお願い致します。

1 対象期間
   令和4年1月27日(木)から令和4年2月20日(日)まで
   ※ 終了期日が変更になる際は、改めてお知らせいたします。
2 対象期間における対応
 ○ 感染リスクの高い学習活動(部活動において実施する場合を含む)については、停止すること。
 ○ 感染拡大地域(緊急事態措置区域、まん延防止等重点措置区域)はもとより都道府県をまたぐ往来を控えること。
 ○ 学校内における感染症対策について
  ① 健康観察の徹底
   ・ 登校前の検温等や登校後における健康観察を徹底すること。
   ・ 児童生徒等の同居する家族に発熱等の風邪症状が見られる場合も出席停止の措置とすること。
  ② 給食・昼食時の対応
   ・ 飛沫を飛ばさないよう、対面にしない、大声での会話を控える等を徹底し、食事後には必ずマスクを着用すること。
  ③ 換気・清掃等の徹底
   ・ 冬季においても換気を行い、日々の清掃活動を徹底すること。
  ④ 差別・偏見・中傷の防止
   ・ 感染者や濃厚接触者について、差別・偏見や中傷を防止するための啓発を図ること。
 ○ 学校外における感染症対策について
  ① 児童生徒同士の会食やマスクを外しての会話など、感染リスクの高い行動を自粛すること。
  ② 不要不急の外出や外泊などを自粛すること。

 特に、繰り返しになりますが、お子さんの体調が優れない場合は、登校せずに、お家で療養してください。また、ご家族に体調が優れない人がいる場合も、本人は元気でも、登校せず、お家で様子をみてください。また、休日等の外出も十分気をつけてください。

 なお、今後の学校における予定されている教育活動の変更や中止につきましては、その都度、一斉メールにてお知らせ致しますので、ご確認ください。