学校だより LIVE

1. 283 「発症したら、お大事に」

投稿日時: 2022/02/04 野木沢小-サイト管理者

 前号では、保護者の皆様にいろいろとお願いを致しました。紙面の都合上、その後に、どうしてもお伝えしたかったことが書けませんでしたので、ここに、前号の続きとして記します。

 これまでは、コロナに感染したくない、感染したら大変だ、という思いを、誰もが持っていたと思います。その背景には、感染者に対する誹謗中傷などが心配というものがあると思います。なぜ、感染者が出ると、それはどこの誰だ?という犯人捜し的なことになっていたのかというと、それは、感染者が出ると、その感染者がたった一人だったとしても、学校が休校になったり、学級閉鎖になったりしていたからだと思います。だから、誰も感染したくないと思っていましたし、感染者が出たら、自分の身の安全のため、その感染者に関する情報を少しでも探ろうとしたのだと思います。

 しかし、オミクロン株になり、いつでも、どこの誰でも、感染してしまう状況になってきました。全員が、次は我が身?という状況です。ただ、今までと違うのは、学校において、濃厚接触者を出さない対応をしていれば、仮に誰かが発症したとしても、その人から感染する他の人を出さないことはできるということです。他に感染する人や濃厚接触者がいなければ、学級閉鎖も学校休校もしなくていいことになります。あとは、発症した本人だけが、回復するまで休むだけです。これなら、コロナに感染しても恐れることはありません。当然、感染した人を探る必要もないし、その人が責められることもない。これは、インフルエンザなどと同じ扱いです。

 こういう状況の合い言葉は、「発症したら、お大事に」です。お互いに、発症した人の早い回復を願い、優しい気持ちで接したいと思います。今後、誰が発症したとしても、みんなで温かい気持ちで見守り、回復を願うようになれば、もう、新型コロナウイルス感染は普通の感染症と変わりません。

 野木沢小では、みんなで「発症したら、お大事に」という合い言葉で、今のコロナ禍を乗り越えて行きたいと思います。そのために、前号でお願いしたように、濃厚接触を出さない対応へのご協力をお願い致します。