学校だより LIVE

野木沢小の教育や校長雑感をLIVEでお届けします

274 冬休みの過ごし方

 別紙で配付されました「冬休み よいこの生活」をご覧になり、事故なく、けがなく、感染なく、安全で楽しい冬休みを過ごせるよう、お家の方からもお声がけをよろしくお願い致します。

 特に、自転車に乗る時はヘルメットをかぶること、積雪時や凍結時の自転車乗りはしないこと、凍った用水池などに近付かないこと、自動車に乗る時は、後部座席もシートベルトをしめること等、しっかりと守るようにお願いします。
そして、自分が十分気をつけていても、事故に巻き込まれることはあります。周りの車にも気をつけて歩行するようにお願いします。

 さらに、忘れてはいけないのが、感染予防対策です。今まで同様、マスクの着用、手洗い、3密を避ける行動をお願いします。

 ◇冬休みの期間  12/24(金)~1/10(月)
 ◇第3学期始業式 1/11(火)

事故なく、けがなく、感染なく、安全で楽しい冬休みを!

273 2学期を終えるにあたり

 2学期は、83日間ありました。いろいろなことがありました。実は、先週の全校集会で、次のような話をしました。

「みなさんは、毎日、いろいろと頑張っていますね。その頑張りが、結果として出てくると、また頑張ろうという気持ちになると思います。しかし、結果が出ないと、不安になる人もいると思います。そして、自分はやってもだめだ、と思ってしまう人もいると思います。頑張ってやって、結果が出ない人は、本当に、だめな人なのでしょうか。学期末漢字テストは、100点満点が合格です。満点で合格できた人は、きっと、たくさん練習したのだと思います。では、100点以外の人は、だめな人なんでしょうか。体育の授業で、サッカーでゲームをする時があります。それは、ゲームなので、勝ち負けが決まります。負けたチームは、だめなチームでしょうか。頑張ったけど、点を取られたキーパーは、だめな人なんでしょうか。頑張って練習しても、満点がとれなくて、合格できないことはあります。サッカーのゲームをすれば、勝つチームがあれば、必ず負けるチームがあるんです。どんなにがんばっても、点を取られてしまうことはあるんです。どんなにがんばっても、結果が出ないことは、あります。じゃあ、結果が出ないから、だめなんですか。結果が出ないから、やらない方がいいのですか。そうじゃないです。みなさんが、毎日、学校に来て、授業を受けて、学んでいるのは、出来ない自分、わからない自分を知るためです。そこがスタートです。自分は、何ができて、何ができないのか。自分は、何が分かって、何が分からないのか。そうして、できるまで、わかるまで、努力して頑張るのです。だから、できないことや分からないことは、恥ずかしいことではないのです。できようと、分かろうと、頑張っている途中の人は、だめな人ではないんです。それを、お前は、そんなこともできないのか、わからないのか、と言う人がいたら、その人が、間違っています。人はみんな違うのです。何ができて、何ができないかは、人それぞれ、違うのです。自分ができるから、わかるからといって、できない、分からない人を馬鹿にするのは、大きな間違いです。そして、そのことで、他の人と比べても、何にもなりません。自分には、何ができて、何ができないのか。自分には、何が分かって、何が分からないのか。それを知ることがスタート。そこから、頑張って努力していく。いつできるのか、いつ分かるのか、それも、人によって違うのです。でも、これだけは、はっきりしています。それは、分かりたい、出来るようになりたい、という気持ちを持ち続け、あきらめず、努力し続ければ、必ず、いつか、できるように、分かるようになるということ。2学期も、あと一週間です。最後まで、あきらめずに、頑張りましょう。」

 それから、あっという間に一週間が過ぎ、今日で2学期が終わります。今学期も、いろいろなことがありましたが、保護者の皆様に支えられ、地域の皆様に見守られ、計画していた教育活動を、ほぼ予定どおりに進めることができました。コロナ禍の中、石川地区でも感染者が出るような時期もありましたが、お陰様で、子どもたちは、変わることなく元気いっぱい過ごすことができました。

 それでも、子どもたちの中には、自分の力が思うように発揮できなかったり、つい感情的に行動してしまったり、友達に優しく接することができなかったりという姿が見られました。一人一人話をすると、とても素直で優しいのに、集団の中では、そういう良さが隠れがちになってしまうこともありました。それらは、やはり「自信」がないからだと思っています。自分はこれでいいのだ、という自信。前述の朝の会の話の例にあるように、できない、わからないことが恥ずかしいこと、他の人より劣っていること、そう考えている子どもたちは、やはり、自分に自信が持てないのだと思います。そうではなく、誰にでも、得意不得意があって、誰にでもできること、できないことがあって、それは当然のこと。そして、まずは、そういう自分のありのままの姿と向き合うこと。自分はできるはずだ、と思い上がる事なく、ありのままの自分を受け入れ、そして、新たな自分に向かって、努力していく。例え、周りから何か言われようが、自分の信念を持って、自分を鍛え、磨いていくという変わらない姿勢。決して、他人のせいにせず、自分の足りないことを理由にする謙虚さを忘れずに。

 2021年もあとわずか。2022年の新しい年を迎えるにあたり、希望を持って、進んでほしいと思います。どうぞ、よいお年をお迎えください。

272 書き初め練習

 この冬休みの課題に、全学年、書き初めの清書があります。1年生と2年生は硬筆、3年生以上は毛筆になります。(県書き初め展には、全学年、毛筆の出品が可能です。)

 この書き初めですが、学校でも2学期の書写の時間に取り組んでいて、清書も何枚か書きました。そして、冬休み期間中に、自宅や野木沢地区青少協の書き初め大会で清書を書くことになります。それら全ての中から、最終的に、県書き初め展の出品、自治センターへの展示、そして、校舎内への掲示する作品を選びます。

 毛筆で書く条幅用紙は、半紙と違い、長いので、なかなか練習しにくいのですが、次のような方法で書くとよいです。(ちなみに、書き初め用の下敷きを持っている場合は、その長い下敷きを使えば、大丈夫です。)

 まず、新聞紙を1枚広げ、縦の短い方を半分に折ります。そうすると、条幅用紙がはみ出さずに、ちょうど乗せられる大きさになります。この新聞紙の上に、下敷きを乗せ、最後に条幅用紙を乗せます。(この時、条幅用紙の裏表を間違えないように。ざらざらは裏です。)

 次に、一番上の文字の部分に下敷きをずらして、最初の文字を書きます。書き終わったら、下敷きだけを下にずらします。先程書いた文字は、新聞につくように置きます。

 そうやって、書く文字の部分に下敷きをずらしていって、最後まで書きます。この時、書いた文字と新聞をずれると、清書が汚れるので注意です。書いた文字を汚さないように、気をつけて書きます。

 大文字を書き終えたら、名前を書く部分に下敷きをあて、名前を書きます。名前は、半紙に書いている大きさよりは、少し大きめに書きます。名前も手本があれば、手本を見ながら、丁寧に書きます。私は子どもたちに、大きな文字50点、名前50点で合わせて100点だと言っています。名前も書き終えたら、新聞に乗せたまま、乾燥させます。2枚目は、新しい新聞を使って書きます。

 書写の作品は、いかに集中して書けたかがポイントです。ですから、テレビがついていたり、遊びながら書いたりするのではなく、できるだけ静かに集中できる場所で書くといいです。

271 リーフレット「大すき!野木沢」発行

 学校の教育活動や子どもたちの様子については、このLIVEでお伝えしたり、学校のホームページに写真を掲載して紹介したりしています。しかし、これらは、保護者のみなさんには届けられますが、保護者以外の方には、なかなか伝わりにくいことは、以前から感じていました。ホームページは、ネット環境があれば、どなたでも見ていただけますが、それでも、関心がなければ見ることもないと思います。

 今年、「野木沢教育」として、学校と家庭と地域が連携・協働して取り組む教育活動を進めてきました。これは、今年から新しく何か始めたというより、これまで取り組んでいたことを、改めて見直したものばかりで、実は、本校では、ずっと前から、この野木沢教育には取り組んでいたわけです。それでも、今年、初めて取り組んだものがありました。それは、「なかよし遠足」です。全行程8キロのコースを、縦割り班で歩きながら、ぐるっと野木沢地区を巡りました。その途中で、神社仏閣などの史跡を回り、地域の方々とふれ合ったり、野木沢の良さを感じ取ったりしました。

 これらの取組を、是非、地域のみなさんにも知ってもらいたいという思いから、今回、リーフレット「大すき!野木沢」を作成しました。A3判二つ折りの両面カラー印刷で作成しました。そこでは、地域の方にお世話になっている活動や、なかよし遠足について紹介しています。また、野小っ子学習発表会、宿泊学習、修学旅行についても、写真と記事で掲載しました。限られたスペースですので、あまり詳しくは書けませんでしたが、(ああ、学校ではこんなことをやっているのだなあ)と取り組んでいる様子を感じてもらえると思います。そして、コロナ禍の中でも、野木沢の子どもたちは、元気に頑張っていることをお伝えできるのではないかと思います。

 このリーフレット「大すき!野木沢」は、1月の回覧で、野木沢地区にお住まいの670全戸に配付されます。届きましたら、どうぞ、ご家族でご覧になり、みなさんの話題にしていただけたら有り難いです。どうぞよろしくお願いします。

270 生まれた頃

 先週、育休でお休みを取られている先生が、生まれたばかりのお子さんを連れて、学校に来てくださいました。生後2ヶ月のお子さんは、他の先生方に抱っこされても、泣くこともなく、おとなしくしていました。その日は、特別日課で、ちょうど子どもたちも下校する時だったので、なかよし班下校のために並んでいる子どもたちにも会ってもらいました。

 先生に抱かれている赤ちゃんを見て、子どもたちは、みな自然と笑顔になりました。その子どもたちの様子を見ながら、私が心の中で思っていたのは、(君たちも、同じように、小さくて可愛かったんだよう)ということでした。

 この冬、もし、時間が取れそうな時、お子さんに、産まれた時の様子や成長してきた時の思い出話など聞かせてあげてはどうでしょうか。子どもたちにとっては、自分では覚えていないような話ですから、とても興味深く聞くと思いますし、改めて、自分はたくさんの愛情をもらって育ってきたんだと実感できると思います。