学校だより LIVE

野木沢小の教育や校長雑感をLIVEでお届けします

279 いつもと違う避難訓練

 昨日の昼休み、突然、避難訓練の放送が入りました。その時、子どもたちは、教室にいたり、体育館で遊んでいたり。音楽室では鼓笛の練習をしている人もいましたし、希望ヶ丘で遊んでいる人もいました。しかし、その後、地震発生の放送が入ると、みな、安全な場所を探して、身を守りました。校庭にいる人たちも、校庭の真ん中に集まって、しゃがんで待ちました。それから、校舎内の人たちは校庭に移動しましたが、今度は、階段や通路の一部が通行止めになっていました。地震で通れなくなった設定です。

 今回の避難訓練は、実際の災害を想定した訓練でした。実は、11年前の東日本大震災の際、ある宮城県の中学校の先生が、避難途中、通れない箇所があまりに多い状況に、今までの避難訓練のあり方について考えさせられた、という話をしていたそうです。そこで、本校でも、地震により通行できない箇所がある中で、安全に避難するという訓練をしました。この通行できない箇所がどこなのかは、先生方にも知らせず、校長・教頭・教務だけで設定しました。

 予想していない状況で、先生方と子どもたちは、どのように避難するか、観察しながら訓練しました。すると、3階にいた4年生以上の子どもたちは、先生がいない教室もある中、複数の人数で、慌てることなく、避難できるルートを確認しながら、避難できました。教室に先生がいた子どもたちも、しっかり先生の指示を聞き、無事に避難できました。

 避難解除後の全体反省会では、先生方から気付いたことの話がありました。
 ・一番大事なのは、話を聞くこと。
 ・地震の際は、頭を守る工夫を。
 ・地震でガラスが割れるかもしれないことを予測すること。
 ・揺れから身を守る際は、近くに倒れるような物がないことを確認。
 ・前の人についていく時、ただついていかない。ちゃんと自分でも考えて行動すること。
 ・どんな状況でも、真剣に、避難のきまりを守って行動すること。

 今回は、学校にいる時の訓練でしたが、子どもたちが家にいる時にも、突然、大地震が起きるかもしれません。その時に、お家の人がいないかもしれません。そんな状況でも、自分で判断して、身を守る行動を取り、安全に避難できるようにしてほしいと思います。大正時代の物理学者で防災学者であった寺田寅彦の有名な言葉が「天災は忘れた頃にやってくる。」起きた災害を忘れることなく、日々の備えをすることの大切さを言っています。

 今回、上履きのまま避難したので、校舎に入る時に、上履きをきれいにしてから上がりました。その時、汚れたところを、最後にきれいに掃除してくれたのは、6年生でした。さすが最上級生。ありがとうございました。

278 コロナ感染に要注意!

 オミクロン株の感染者が、全国的に爆発的に増加し、連日、5万人を超えています。福島県も同様に、感染者が増加しています。新聞報道でも、県内各地で、学校内でのクラスターが発生していることが伝えられています。
 オミクロン株は、デルタ株より感染力が強いことがわかっています。それは、鼻からのどにかけて増殖しやすいため、飛沫に含まれるウイルスの量が多いことが考えられるからだそうです。また、潜伏期間が短いようで、それにより、広がりやすいとも言われます。
 しかし、特殊な感染経路はなく、これまでのような、接触感染、飛沫感染、エアロゾル感染で感染する点は同じです。ですから、対策としては、これまでと変わらず、こまめな手洗い、消毒、マスクの着用、3密を避ける等をしっかりと行うことが大事です。また、体調が悪い場合は登校せず、家族に具合が悪い人がいる場合も、家で様子をみてくださるよう、お願いします。

277 十七文字作品紹介

 毎年、保護者のみなさんにご協力いただいている「十七文字作品」ですが、先日、県中域内の優秀作品集が送られてきました。その中に、本校児童の作品も掲載されていましたので、ご紹介します。

ねむるまで あたまなでなで ありがとう  (1年男子) 
疲れても あなたの笑顔に 癒やされる   (母)
おとうさんの たんじょうびに ぎんメダル (2年男子)
五輪より 心に響いた 銀メダル      (父)
星座盤 片手に探す 夏の星        (4年女子)
思い出す 祖母と探した はくちょう座   (母)
背をたたき 気合いと弁当 送り出す        (母)
決勝戦 涙に消える 準優勝       (5年男子)
小和清水 自然が生み出す ゆたかな水   (4年男子)
ふるさとの 名水で育つ 豊かな子     (母)

276 感染対策の徹底を!

 現在、第6波を迎えており、全国的に感染者数が増加傾向にあります。感染症専門医の忽那賢志先生によると、オミクロン株の特徴は、

 ・潜伏期が短い ・鼻水やのどの痛みなどの「かぜ症状」が多い
 ・ワクチン接種をしている人も感染しやすい ・重症化リスクは低い

という特徴があるそうです。それでも、全く重症化しないわけではないので、安心はできません。しかし、オミクロン株でも感染対策には変わりはなく、

 ・手洗い ・3密をさける ・マスクの着用

といった対策をしっかりと続けることが大事です。これまで同様、朝の検温をして、発熱や具合が悪い時は、登校せず、お家で休養してください。また、本人は元気でも、ご家族に具合が悪い人がいる場合も、お家で様子をみて下さいますよう、ご協力お願い致します。

275 第3学期スタート!

 第3学期がスタートしました。始業式で、校長より次のような話をしました。
「あけましておめでとうございます。まず、今日は全員登校です。冬休み安全に過ごせたようで、うれしいです。さて、2学期の最後に、階段を上る話をしました。今日からの3学期も、毎日1段ずつ、階段を上っていきます。3学期は、49日間です。ここで、大切なことは、目標です。今日から49日後、3学期が終わる時、今の学年が終わる時に、自分は、どんな自分になっていたいか。どんなことができるようになって、どんなことがわかるようになっていたいか。その姿を具体的にイメージすることです。そうやって、今の自分を変えていってほしいと思います。これからの毎日も、つらく苦しいことや思うようにいかないことはあると思います。でも、そういうことに耐えて、我慢して頑張ることは、自分を変えることにつながっています。自分を変えることができるのは、自分だけです。先生方は、そのお手伝いはできますが、自分を変えるのは自分です。3学期も頑張りましょうね。最後に、コロナ感染がまた広がってきています。今まで同様、マスク、手洗い、換気、密を避ける生活を続けます。そして、具合が悪い時は、無理して登校せず、家で休むようにしましょう。」

 この後、各学年の代表児童が、今年の目標について発表しました。
1年 「3学期頑張りたいことは、算数です。引き算ができるようになりたいです。」
2年 「今年頑張りたいことは、足を速くすることです。マラソン大会で他の友達にも、自分にも負けないように、朝もたくさん走りたいです。」
3年 「3学期に頑張りたいことが5つあります。一つはなわとびです。二重跳び2分間をミスせず跳びたいです。二つは算数の分数です。苦手だけど頑張って覚えたいです。三つは漢字です。難しい漢字も覚えたいです。四つはスケートです。一人で滑られるようにしたいです。五つは下級生の面倒をみることです。もうそろそろ4年生になるし、泣いている下級生がいたら声をかけたいです。」
4年 「3学期の学習の目標は、算数を頑張ることです。苦手な計算も頑張って、4年生のまとめをしたいです。生活の目標は、友達に思いやりを持って生活することです。3学期も友達となかよく過ごしていきたいです。」

5年 「3学期頑張りたいことは、6年生の行動をしっかりと見て学び、下学年のお手本となる行動をとることです。例えば、掃除では、ぼくたち5年生が班長となり、班の中心として、下学年のお世話をしながら自分の仕事をします。他にも、6年生から仕事を引き継ぐことが多くなると思うので、一つ一つの仕事を今よりさらに、責任を持って行っていきたいです。」
6年 「自分は、どんな3学期にしたいか、考えました。まず、学習では、授業に集中して取り組み、6年間のまとめの学習をしっかりとしたいと思います。次に、運動では、休み時間に鬼ごっこなどを進んでするようにして、遊びながら楽しく体力をつけたいなと思います。卒業まで、あと3ヶ月しかないので、一瞬一瞬を大切に、思い出に残る3学期にしたいです。」

 代表で発表した子どもたちは、みなしっかりとした目標を掲げていました。あいさつでも述べたように、この目標は大事です。目標があるから、それに向かって、どんな努力をするのか、その行動が決まります。そして、目標があるから、今の自分はどこまでできているか、自己評価ができ、何が足りないのか、振り返ることができます。それから、4月からの自分をイメージすることも大事です。発表の中で、そのことに触れている児童もいました。今の学年のゴールは3月ですが、自分の階段は、その先もずっと続いているということです。さらに言うと、目標には、小さな目標や大きな目標があり、大きな目標としては、「将来の夢」として、自分の階段のずっとずっと先に存在しているものがあります。その夢の実現に向けて、毎日の日々があるのです。だから、自分が頑張ることは、全て自分に返ってくるのであって、それが、自分を変えていくことにつながっているということです。