石川中学校生徒の活躍

東日本大震災追悼

 3月8日(水)、東日本大震災追悼を放送で行いました。福島で考えなければならないのは、「復興」です。
 校長が以前被災地に勤務していたときの生徒の作文を紹介しました。
 「今でも涙が出そうになります。震災の日も、住民の人たちは互いに「おはようございます」とあいさつを交わして学校へ行ったり、出かけたりして幸せな朝を迎えていました。それから…。2時46分に震災が起こりました。いつものようにあいさつをしたり、住民や家族と話をしたりしてきた日々はどれだけ楽しかったでしょう。きっと、そこには「思いやり」があったのだろうと思います。心と心がつながっているからこそ、そんな日々が過ごせたのだろうと思います。前の生活に戻りたいです。」
 「親よりも先に子どもが亡くなってしまったり、親が亡くなってしまい、おじいちゃんやおばあちゃんと過ごしている子どももいます。子どもを亡くした親も親のいない子どももとても複雑な気持ちでずっといるのかと思うと、私も悲しいです。自分がもし、そうなったら耐えられるかわかりません。中学校も取り壊されてしまう学校もあるので、自分たちの校舎に戻り勉強できていることが幸せだと思います。これからは一生懸命、生きたいです。」 
 「僕たちが、学校にいられること、ご飯を好きなだけ食べられること、家に帰れること、一秒一秒を大切にすること、このようなことを大切にして、生きていきたいです。」
 まだ避難が解除されていない地区があります。福島のみんなが、思いやりの心をもって、助け合いながら、一人一人が充実した生活を送ることが、復興の第一歩です。自分の夢や希望をかなえることが、私たちの復興です。亡くなった人への哀悼の祈りを捧げ、これからみんなの夢が叶うことを願い、みんなの幸せであることを祈り、復興追悼の校長の話としました。