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1. 144 算数・数学ジュニアオリンピック問題

投稿日時: 2020/11/06 野木沢小-サイト管理者

 毎年、小学5年生から中学3年生を対象に、福島県では「算数・数学ジュニアオリンピック」を開催しています。今年は、行われなかったのですが、どんな問題が出題されているか、ちょっと紹介します。

【問題】
 5g、6g、7g、8gの4種類のおもりがたくさんあります。これらのおもりを使って、いろいろな重さを作ります。例えば、5gのおもり1個と6gのおもり2個を使うと、17gの重さを作ることができます。

(1)4種類のおもりは、どの種類のおもりも何個でも使えることとします。その時、作ることができない重さは、全部で何通りあるか求めなさい。

 みなさんは、解けましたか。解答は、次のとおりです。

【解答】
 1gから順番に確かめてもいいのですが、もっとすっきりと解ける方法があるようです。
 まず、重さを下のように並べます。丸数字は、おもり1個で作れる重さです。

  1  ⑥ 11 16 21 26
  2  ⑦ 12 17 22 27
  3  ⑧ 13 18 23 28
  4  9 14 19 24 29
  ⑤ 10 15 20 25 30

 一度重さを作ることができれば、そこから右に並んだ重さは、5gを加えているので作ることができます。9gは作れませんが、14gは作れます。よって、作れる重さを消していくと、残りが作れない重さになります。

  1  ⑥ 11 16 21 26
  2  ⑦ 12 17 22 27
  3  ⑧ 13 18 23 28
  4  9 14 19 24 29
  ⑤ 10 15 20 25 30

 よって、作れない重さは、1g、2g、3g、4g、9g の5通りです。