学校だより LIVE

1. 253 努力と成長

投稿日時: 2021/10/13 野木沢小-サイト管理者

 みなさんの今年の秋は、どんな秋でしょうか?
 先日、全校集会で表彰がありました。多くの子どもたちが表彰されました。読書感想文コンクールは、「読書の秋」ですね。理科作品展は、「研究の秋」でしょうか。小体連陸上大会は、「スポーツの秋」。そして、防犯・交通安全標語コンクールは、「文化の秋」ですね。また、スポ少で活躍している子どもたちも、スポーツの秋を満喫しているわけですね。
 秋は、「実りの秋」でもあります。これまで頑張って続けてきたことや、努力してきたことが、それなりの成果として現れることを言います。学習面でも、運動面でも、その子に応じて、努力してきた成果として、成長が感じられるようになってくるのが、この秋です。

 この、「努力と成長」の関係は、多くの人が、比例すると捉えています。つまり、努力した分、成長するという考えです。イメージとしては、「少しの努力→少しの成長→少しの努力→少しの成長→少しの努力→少しの成長・・・」という感じです。

 しかし、実際には、努力と成長は比例しません。努力しても、その成果は、すぐには現れないのです。では、いつ、努力の成果が現れるのか?それは、決まっていません。でも、努力し続ければ、必ず、ある時、現れます。それも、一気にぐーんと圧倒的に現れます。このイメージは、「少しの努力→見えない成長→少しの努力→見えない成長→少しの努力→見えない成長・・・→(ある時、突然に)圧倒的な成長・・・」

 子どもたちの中にも、前例のように、やっただけ伸びると思っている子がいます。そういう子は、やってもなかなか上達しなかったり、結果が出なかったりすることで、やっても無理とあきらめてしまう傾向があります。これは、おしいことなのです。やってもそう簡単に出来るようになったり、いい結果が出たりすることはないのですから。大事なのは、今はなかなか伸びなくても、いつか、必ず伸びることを信じて、あきらめずに、努力し続けることです。止めずに、こつこつと続けて行くことで、必ずその内に、出来るようになったり、いい結果が現れたりするのです。(あれっ、何か急に出来るようになった!)と、自分自身が驚くような成長をする日が来るのです。でも、その状態は、ずっとは続きません。また、思うように成長できない日が続きます。でも、それでも、あきらめずに努力し続ければ、また、その内、ぐんと伸びる日が来るのです。そうやって、人は、成長していくのです。だから、大事なのは、「あきらめないこと」と「続けること」なのです。