学校だより LIVE

1. 118 運動会の話「チャンス走」

投稿日時: 2020/10/06 野木沢小-サイト管理者

 どの学校でも運動会の個人種目は、徒競走とチャンス走があるようです。本校もあります。徒競走は、前号でも書きましたが、単純に走力の強い子が勝つというものです。しかし、それでは、走力の弱い子が入賞するのは、なかなか難しいです。そこで、走力に関係なく、誰もが入賞する可能性があるのがチャンス走です。
 ですから、チャンス走では、どんなチャンスがあるかがポイントです。今年の1・2年生のチャンス走は「何がでるかな?」。スタートしたら、紅白玉の入った箱の中から、自分で二つ選んで中央の線に並びます。全員が並んだところで、私(校長)が旗を2本揚げます。その旗の色と同じ組合せの玉を持っていたら、そのままゴールに進みます。違っていたら、戻って同じ玉を取り直してゴールします。この競技のチャンスポイントは、何色の玉を取るかです。組合せは、①紅玉・白玉 ②紅玉・紅玉 ③白玉・白玉の3通りです。当然、私は子どもたちの方を見ないで、旗を揚げますので、私が選びそうな組合せを推理して当てられたらラッキーです。しかし、私もいろいろ考えますので、出ていない組合せをそのまま選んだりはしないかもしれません。もしかしたら、全部同じ組合せなんてことも…わかりません。
 3・4年生のチャンス走は「2020年 流行語大賞?」です。スタートしたら、カードを取って、そこに書かれている4つのコーナーに進んで、そこでそれぞれ決められた内容のお題をクリアしてゴールします。お題には、今年を象徴するものが書かれていて、例えば「野木沢直木」「季節の刃」等です。お題をクリアするのはどれも変わらないとすれば、やはり、一番のチャンスは「ラッキー」カードをひくことでしょうか。それでも、「ラッキー」カードは何もしないでゴールなので、もしかしたら、自分がやってみたいお題のカードを引くことが、一番のラッキーかもしれません。
 最後に5・6年生のチャンス走は「どうぞ ごいっしょに!」。恒例の借り物競走です。このレースではカードを2回引きます。ですから、「誰と一緒のカード」を引くか、そして、2回目の「何のお題のカード」を引くかが、チャンスのポイントになります。ラッキーカードは「幸福の輪」で、リングバトンを二人で持ってゴールです。6年生にとっては、小学校最後のチャンス走ですから、もし、これまで入賞経験が一度もないお子さんにとっては、それこそ本当に最後の入賞チャンスとなるわけです。いずれにせよ、最後は運かもしれません。自分の強運を信じて、頑張ってほしいです。