全国で毎年12000人程の小学生が、交通事故に遭っています。これは、毎日30人超の子どもたちが事故に遭っている事になります。いつ、自分が事故に遭ってもおかしくない数字です。ですから、まずは、今度事故に遭うのは、もしかしたら自分かもしれないと思うことが大事です。自分は事故に遭うはずがないという油断が事故を招くのです。今度、自分が事故に遭うかもしれない。だから、絶対に事故に遭わないように、車には気をつけなければならない。歩いて帰る時は、自転車に乗る時は、それぞれ、どんなことに気をつければいいのか。それを学ぶための交通教室でした。交通専門員の金内さんと塩沢さんにご指導いただきました。その中で、自転車の点検や安全な乗り方について、次のような話がありました。
自転車点検の5つのポイント「ぶたはしゃべる」
①ブレーキはきくか?
②タイヤの空気は大丈夫か?
③ハンドルは曲がっていないか?
④車体(ライトや反射材等)は大丈夫か?
⑤ベルは鳴るか?
自転車の正しい乗り方5つのポイント
①スピードを出し過ぎないこと。
②一列で乗ること。
③ふざけて乗らないこと。
④自分の家から出る時は、必ず止まって安全確認すること。
⑤道路の左側を走ること。(自転車は車と一緒)
※小学生は歩道を乗ることができるが、歩行者優先。
1・2年生は、道路の歩き方を学びました。道路の右側を歩くこと、一列で歩くこと、道路を渡る時は、左右の安全確認をすること等、実際の道路で教えていただきました。
野木沢地区には、信号がありません。交通専門員の方は、「信号がないから、逆に、ドライバーも歩行者も安全確認をするので、事故が少ない。」とおっしゃっていました。なるほどと思いました。信号があると、その信号に頼ることで、逆に無理な運転や不十分な安全確認で、事故が起きやすくなるということです。信号があっても、自分の目と耳で、しっかりと安全を確認することが大事なんだと思いました。
最後に、先日、道路交通法が一部改正され、「あおり運転」に対する「妨害運転罪」が成立しました。これにより、あおり運転がなくなってくれることを期待しますが、私たち自身、ゆとりをもって運転することを心がけたいものです。