昨日、石川小学校で行われた就学時健康診断の時に開催された「子育て講座」で、石川警察署少年警察補導員の小野早希さんの講話がありました。演題は、「スマホに絡む諸問題」。これから学校にあがる子どもの保護者の方に、ちょっと早いのでは?と思われる方もお出でかもしれません。しかし、今の子供たちには、すっかり身近になっているスマホと、どう付き合っていけばよいか、また、その時に気をつけなければならないことはなにか、早い段階で保護者の方が正しく知り、そして、お子さんに伝えていくことは大事だと感じました。以下、講話の内容を紹介します。
生まれた時から身近にスマホがあった今の子供たちにとって、スマホは生活の一部となっている。写真や動画を撮ったら、すぐにSNSに載せることも、当たり前になってきている。SNSによる事件の被害児童数は、1,819人。その内、4割はTwitter。そして、被害児童の9割は中高生(1割が小学生、最年少は8歳児童)。そして、SNSの出会い系サイトで、知らない人と会っている中高生は、そのほとんどが、自らの意思で会っている。
デジタルタトゥー。それは、一度ネット上に上がった画像等の個人情報は、完全に削除することが困難であることを表している言葉。あまり考えもせず、勢いで書き込んだ言葉も同じ。そして、どこまで拡散するのかも分からない。実際、裸の画像を送ったことで、将来の進学や就職にも影響が出ている事件もある。
このような事件事故の被害者・加害者にならないために、子供たちに伝えたいこと。それは、「親の前で出来ないこと、言えないことはやらないこと。」そして、「自分の大切な人が同じ目に遭ったら、どう思うか考える。」ということ。
これらの事件事故に会わないためにも、「後が怖い、スマホの約束六ヵ条」
あ・・・会わないで(知らない人に)
と・・・とらないで(自分の裸)
が・・・画像を送らないで
こ・・・個人情報、のせないで
わ・・・悪口を書き込まないで
い・・・いじめないで(ネットを使って)