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1. 292 オンラインゲームについて考える④

投稿日時: 2022/02/18 野木沢小-サイト管理者
ゲームと学力の関係について

 今回、オンラインゲームをしている子どもたちと、していない子どもたちの、学力調査の正答率との相関関係を調べてみました。

  国語の平均正答率 算数の平均正答率
オンラインゲームをしない 68.1% 60.6%
オンラインゲームをする 64.0% 54.2%

 オンラインゲームをしない子どもたちは、オンラインゲームをする子どもたちに比べて、4~6ポイント、正答率が高い結果でした。これは、あくまで平均ですので、誰もがそうだというわけではありません。オンラインゲームをしていても、正答率が高い子どもはおりますし、その逆の子どもも当然います。それぞれの該当児童の全体の傾向として、そういう傾向が見られるということです。

 しかし、そこには、やはり大きな関係があると思います。その一つは、前述した宿題の取り組み方です。学校で学んだ内容を定着させる目的の宿題ですが、とりあえずやればいいような取り組み方では、なんの力にもなりません。

 また、次のような相関関係も見られました。

本の貸出冊数 オンラインゲームをする オンラインゲームをしない
71冊~25冊 42.9% 57.1%
24冊~12冊 60.0% 40.0%
11冊~ 6冊 53.3% 46.7%
 5冊~ 1冊 61.5% 38.5%

 オンラインゲームをしている子どもたちと、していない子どもたちの、学校図書館で借りた本の冊数の関係です。ご覧のように、たくさん本を借りている子どもは、していない割合が高く、逆にあまり借りていない子どもは、している割合が高くなりました。(続く)