学校だより LIVE

1. 41 きれいにしたつもりでも…

投稿日時: 2020/06/10 野木沢小-サイト管理者

 感染症予防のため、正しい手洗いのしかたを身につけることをねらい、養護教諭の先生と担任がTTで、学級活動を行いました。3年生と4年生で実施しました。手洗いの大切さを学んだ後は、手洗いの実験をしました。ローションをウイルスに見立て、手にまんべんなく塗り広げた後、いつものように手洗いをしました。そして、きれいにしたはずのその手にブラックライトを当ててみると…きれいに落としたと思っていた手の指の間や爪のところ、手首など、落とし残りがあることに気付きました。一人一人が、自分の落とし残りの場所を確認し、その後、落とし残りがあったところに気をつけて、きれいに手洗いすることが出来ました。

 今回のように、きれいにしたつもりでいるけれど、実はそうでないことは、他にもあります。それは、歯磨き。以前、むし歯は病気という話をしました。できましたら、是非、お子さんの口の中の歯を見てみて下さい。歯にはご存じのように、乳歯と永久歯があります。乳歯は、中央から左右に5本ずつ、上下で合計20本です。乳歯が抜けると、その後に生えてくるのが永久歯ですが、乳歯の外側の歯は、最初から永久歯で生えてきます。その中で、特によく見てほしい歯があります。それは、中央から数えて6本目の歯、乳歯のすぐわきに生えている歯です。その歯は、「第一大臼歯(だいいちだいきゅうし)」といいます。別名、「6歳臼歯」。その名の通り、6歳頃、ちょうど小学1年生頃の時期に生えてくる歯です。なぜ、この歯を見てほしいと言ったかと言うと、実は、この第一大臼歯は、「むし歯に最もなりやすい歯」だからです。(次回に続く)