学校だより LIVE

1. 294 オンラインゲームについて考える⑤

投稿日時: 2022/02/21 野木沢小-サイト管理者

 今回で、このシリーズは終了になります。

 お家の方にご協力いただき、オンラインゲームの実態調査を行いました。その結果、半分を超える子どもたちが、全学年において、オンラインゲームをしているということが分かりました。やっている時間も、平日は1時間から2時間程度、休日は2時間以上ということがわかりました。また、学力調査との相関関係をみると、オンラインゲームをたくさんやっている子どもほど、正答率が低いことが分かりました。そして、同じようにたくさんやっている子どもは、あまり本を読んでいない傾向があることも分かりました。

 ここで、最後に考えたいことは、これです。

平日・休日の家庭での過ごし方について

 福島県教育委員会が「家庭学習スタンダード」というものを示しています。これは、家庭学習を充実させるためのものですが、その中で、特に大事にしているのが、

 「自己マネジメント力」です。

 マネジメントとは、目標に向かって管理するという意味ですから、この自己マネジメントとは、家庭での過ごし方を、目標に向かって、自分で管理するということになります。前のLIVEで触れましたが、家で過ごす5時間を、何のために、どのように過ごすかということです。子どもたちの中には、習い事なども含め、毎日、目標に向かってやるべき事をきちんと決めて、努力している子が多くいると思います。その一方で、半数近くの子どもたちは、ゲームに多くの時間を費やして過ごしているわけです。だらだらと時間も決めずに遊ぶことは、マネジメントできていない状態です。そうではなく、限られた時間を、もう少し、自分でマネジメントして、自分のために有意義な過ごし方を考えていきましょう、というわけです。個人的には、平日の2時間ゲームは、やり過ぎだと思っていますし、休日も3~4時間はやり過ぎです。ゲームは楽しいので、気がつくと、あっという間に時間が経ってしまいます。ましてや、オンラインで他の人と一緒に遊んでいたらなおさらです。しかし、そこを、時間を決めて遊べるようになってほしいのです。オンラインで遊ぶなら、その仲間の中で、時間を決めるか、遊ぶ前に、自分はどれくらいで終わるのか、それを決めて遊んでほしいと思います。(続く)