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1. 225 修学旅行を終えて

投稿日時: 2021/07/05 野木沢小-サイト管理者

 昨年度に引き続き、今年度も会津若松市内のグループ散策による修学旅行を実施しました。実施に先立ち、子どもたちには、会津若松出身の私よりオリエンテーションで話をさせてもらいました。会津には、歴史・文化・伝統があり、それが建造物や工芸品、食べ物であること。それらを、自分の五感を通して感じることが、修学旅行の目的であること。その後、6年生の子どもたちは、自分たちで見学先を決め、コースを考え、体験活動の予約をとり、事前の準備を進めてきました。

 2日(金)当日、3つのグループは、それぞれ計画したコースを回りながら、修学旅行を楽しみました。職人さんに教えてもらいながら、ろくろを使って湯飲み茶碗作りをしました。赤べこや木の起き上がり小法師(私は知りませんでした)の絵付けを楽しみました。飯盛山では、校長一押しのさざえ堂で、不思議な二重らせん構造を体験しました。昼食は、ソースカツ丼などの名物をいただきました。そして、地元の方々とふれ合いながら、話を聞いたり、お土産を購入したりしました。

 そんな中、やはり、想定外の出来事は起こるもので・・・市内循環バスを乗り間違えて、逆の方向に行ってしまったり、次の目的地まで、約2kmを歩いて(走って?)移動したり、道に迷ってしまい、いろいろな人に道を尋ねたり・・・。それでも、野木沢小の6年生たちは、最後まで、自分たちの修学旅行を楽しみました。約束の6,000円の小遣いの中で、とても充実した修学旅行になっていました。

 ちょうど一年前は、コロナ禍の中、まだ、観光地会津もやっと観光客を迎え入れる準備を始めたところだったので、街中を散策している小学生は、野木沢小の子どもたちしか見られませんでした。しかし、今回は、他の学校の子どもたちも大勢見られ、それなりの賑わいを見せていました。我が故郷ですから、やはり、観光客で賑わっている様子をみると、うれしいものです。到着して、子どもたちにこんな話をしました。

「自分たちで計画したコースを回って、見学したり、体験したり、食事を取ったりできました。また、予定外の出来事が起きても、自分たちで考えて、協力して乗り越えて、楽しく活動できました。それら、丸ごと全部が、みなさんの修学旅行の思い出です。一生忘れることの出来ない小学校の素敵な思い出ができたと思います。それと同時に、また一つ、小学校の出来事が終わりました。これからも、この繰り返しです。だから、どうせやるなら、今回の修学旅行のように、みんなで協力して、助け合って、一生懸命、本気・全力で、真面目に取り組んでいってほしいと思います。」

 この修学旅行を通して、6年生の子どもたちのよさを、また、見つけることが出来ました。