学校だより LIVE

1. 261 明日から12月

投稿日時: 2021/11/30 野木沢小-サイト管理者

 気がつけば、明日から12月。早いものです。4月に令和3年度がスタートしてから、8ヶ月が過ぎたことになります。子どもたちにとっては、今の学年の3/4が終わった事になります。年間の授業日数204日の内、138日が過ぎました。

 先週、ある学年で子どもたちにお話をする機会がありました。その時に話した内容は、4月に立てた「学級目標」は、どのくらいできているかな?という話でした。すべての学級で4月に学級開きを行い、これから学級全員で、どんな学級を作っていくか話し合い、それを「学級目標」として教室内に掲げてあります。この学級目標は、日々、一緒に過ごす中で、自分たちが目指すべき拠り所であり、今の学年が終わる時に達成している事を目指すものです。ですから、学級内で何か問題が起きた時、その言動は、自分たちが目指している学級目標に照らし合わせて、何が問題だったのか、自分たちで確認するのです。そうして、日々、自分たちは、どんな学級を作っていくか、意識して過ごすのです。

 以前、紹介したジャーナリストのむのたけじさんは、「詞集たいまつ」の中で、次のような言葉を残しています。

 目標のない人間は、机に座っても学ぶことはできない。目標のない人間は、首をかしげても考えることはできない。〈どうするか〉を考えない者に、〈どうなるか〉は見えない。

 子どもたちは、毎日の生活の中で、いろいろなことを学んで成長していきます。その時に必要なことは、「目標」だということです。考えてみれば、思い当たる事もあるのではないでしょうか。私たちは、生活の中で、あれをしよう、これをしよう、と考えながら過ごしています。それも「目標」の一つです。そういう小さな目標があるから、自分の行動が決まり、そうして結果(成果)を手にするのではないでしょうか。学級目標も、1年間かけて、自分たちの言動を決め、達成を目指すものですし、「将来の夢」は、もっと長い時間をかけて、自分の生き方を決める、大切な目標なのだと思います。ですから、子どもたちには、目標もなく、ただ周りに流されて、日々過ごすのではなく、目標を持って、それに向かって努力して、過ごしてほしいと思っています。

 今年度の12月から残りの登校日は、66日間です。