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1. 257 野小っ子学習発表会を終えて

投稿日時: 2021/11/16 野木沢小-サイト管理者

 秋晴れの穏やかな天候に恵まれ、会場となった体育館もそれ程冷え込むこともなく、野小っ子学習発表会は行われました。早朝よりたくさんの方にお出で頂きました。
 開会に先立ち、PTA関係の表彰式を執り行い、前PTA会長の石井三千男様に福島県PTA連合会の表彰並びに石川郡連合PTAの表彰がありました。本日は欠席でしたが、前副会長の吉田真澄様にも郡PTA表彰がありました。

 その後、1年生7名による開会の言葉で始まった発表会は、1年生の「のぎさわスペシャルくじらぐも」の発表からスタートでした。1年生は、何と言っても、7名という少ない人数ですが、一人一人が大きな声で、身体いっぱい使って発表していました。国語の「くじらぐも」のお話をベースに、生活科の生き物探しなど発表しました。合奏の「きらきらぼし」も、一人でピアノを弾いたり、ふたりで鉄琴を演奏したりと、逆に聞き入る演出があり、7名でもしっかりと合奏になっている発表でした。

 2年生は、「お手紙~まだかな かたつむりくん~」の発表でした。これは、国語で学習したがまくんとかえるくんのお話「お手紙」を題材にして、そこに登場するかたつむりくんが、お話には書かれていない出来事を創作した発表でした。かたつむりくんが歩く途中で、もぐらくんに会い、生活科の紀陸さんにお世話になって取り組んだ里芋づくりの発表も行いました。合奏の「山のポルカ」も自信を持って発表していました。練習で人前に立つプレッシャーを感じていた子どもたちも、本番では、最後までしっかりと発表できました。

 3年生は、「マイタウン野木沢~めざせ!りんごはかせ~」の発表でした。3年生は、リンゴ栽培に取り組んでいます。その中で、相樂さんから教えて頂いたことを、分かりやすく発表しました。リンゴ栽培の工程を、テンポよく場面を変えながら、クイズなども交えて発表しました。小道具を工夫して使い、見ている人にも、よく調べて学んだ様子が伝わる発表でした。合奏の「ゆかいな木琴」の演奏も、自信を持って演奏できました。3年生は、練習段階から、自分たちでどうしたらよいか話し合って、取り組んできました。その成果が十分に発揮できていたと思います。

 4年生は、「自然を守るヒーロー4年生!」の発表でした。4年生は、森の案内人の矢吹さんに教えて頂いた川や森の様子やそこに棲む生き物や樹木について、発表しました。一人一人が、自分の発表する内容をしっかりと覚え、堂々と話すことが出来ていました。発表に合わせて作ったスライドも、イラストや写真を入れて、工夫して作成しました。合奏の「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」も、いろいろなパートの楽器の音がそろい、気持ちもそろった演奏でした。

 5年生は、「震災10年目の今~コミュタン福島を見学して学んだこと~」の発表でした。震災という大きなテーマの発表でした。それだけに、(それを発表する)気持ちがこめられた発表になっていました。今回、発表を見られた方の中には、あの当時のことを思い出した方も多かったのではないでしょうか。そんな難しい内容について、調べたことに自分の感想を交えて、分かりやすく発表できました。写真や資料を入れたスライドは、とても凝って作られていました。長い説明を覚えて発表する姿はさすがでした。合奏の「Believe」「カイト」は、メッセージ性もあり、この発表にとても合っていました。

 そして、最後は6年生の「クイズ!野木沢小学校」の発表でした。子どもたちは、学校に来て、日々、様々な学習に取り組んでいます。そのことを、改めて感じさせられた発表でした。そして、15名の6年生の子どもたちの個性が生かされた発表だったと思います。グループでの発表でも、一人一人、自分の伝えることをしっかりと発表しました。実は、最初の頃の練習では、それぞれのグループで、調べたことについてだけ発表していました。しかし、それでは、他の学校の6年生でも出来る発表です。野木沢小の6年生として発表する訳ですから、そこには、自分が、自分達が感じたこと、考えたことが必要です。その後の練習を経て、本番の発表では、思ったことや感じたことを、各自が述べていました。自分達の発表になっていました。そして、合奏の「ラバーズコンチェルト」は、素敵な音色を奏でていました。進行役の個性も光る、楽しい発表でした。