学校だより LIVE

1. 44 避難訓練は、100点か0点

投稿日時: 2020/06/11 野木沢小-サイト管理者

 11日(木)避難訓練をしました。その全体会で、次のような話をしました。

「もし、避難訓練に点数をつけるなら、100点か0点しかありません。
 避難訓練に、『おしい、95点』はないのです。
 避難訓練は、命を守るための学習ですから、ちゃんとできなければならないのです。
 おさない、かけない、しゃべらない、もどらないを守って、真剣に、本気・全力で取り組んだら、100点。少しでも、そうでなかったら0点。
 それが、避難訓練なのです。
 今日は訓練なので、火も出ていません。煙もありません。
 しかし、実際の火事の現場は、火が出てて、煙が立ちこめていて、もしかしたら、真夜中で真っ暗かもしれません。それでも、慌てず、冷静に行動し、安全な場所に避難しなければなりません。そのために、この訓練があります。
 今日の避難訓練を、まずは一人一人、自分の取組を振り返り、次に学級みんなの取組を、よく振り返っておきましょう。」

 避難訓練は練習です。このように、練習と本番があるものは、他にもたくさんあります。この練習と本番に、どのように取り組めばよいか、大切なキーワードがあります。それは、

 「練習は本番のように。本番は練習のように。」

 練習で大事なのは、練習を練習と思わないことです。練習では、常に本番と同じような気持ちで行うことが大切です。練習だからといって、適当に中途半端な気持ちでやらないことです。
 そして、いざ本番を迎えたら、今度は、その本番を一回こっきりの本番と思わないことです。本番では、いつも練習でやってきたようにやることだけを考えます。特別に、力む必要はないのです。これまで練習でやってきた通りにやるだけ。本番だからといって、緊張しすぎたり、慌てたりすると、実力が出せなくなります。

 だから、「練習は本番のように。本番は練習のように。」なのです。