学校だより LIVE

1. 20 世界最古のクイズとは?(前編)

投稿日時: 2020/05/07 野木沢小-サイト管理者

 紀元前18世紀に考案された、おそらく「世界最古のクイズ」というものがあります。今から3700年くらい前になります。そんな大昔に、クイズなんか考えたのか?と思いますが、当時の残された記録にそうあったようです。世界史の授業を思い出してください。古代メソポタミア文明、聞いたことがあるかと思います。現在のイラクにあたる場所で、チグリス川とユーフラテス川の間に栄えたのが、メソポタミア。そこで生まれた文明が、古代メソポタミア文明と言われています。その初期に栄えた民族が、シュメール人。そのシュメール人が用いていた文字が、古代シュメールくさび形文字。このくさび形文字が、世界最古の記録文字と言われています。

 文字通り、くさびの形が組み合わさった形をしていて、記録媒体は紙ではなく、粘土板を用いていました。その粘土板に記録されたくさび形文字を解明していった中に、今回紹介する「世界最古のクイズ」があったというのです。
 あんな記号を解明するのは、とても大変な作業だったと想像できます。まさに、人間の努力の素晴らしさです。
 さて、本題の「世界最古のクイズ」はどういう問題だったのか?それは、次のような問題でした。

 問題 建物がある。
    そこに入る時、人は目を閉じている。そこから出る時、人の目は開かれている。
    この建物とは何だろうか?

 いかがでしょうか。世界最古のクイズ。解けますでしょうか。
 ヒントを言います。この建物は、みなさん、よく知っています。おそらく、みなさん、入ったことがある建物です。どうでしょうか。お分かりになりましたか?
 では、答えを言います。答えは…次回へ。