学校だより LIVE

1. 84 子どもは、生活の中で、関わりながら、育つ

投稿日時: 2020/08/27 野木沢小-サイト管理者

 野小っ子クラブに続いて、いよいよ野木沢子ども教室がスタートしました。野小っ子クラブは、全学年が対象ですが、野木沢子ども教室は、1年生から3年生で構成されています。ですから、きっと、まだ子ども教室に行きたいなあと思っている4年生もいるのではないかと思います。子ども教室では、3年生がリーダーとなります。以前、校内でも1~3年生で見学学習に出かけた時、3年生の子どもたちは、自分たちがリーダーなのだと自覚し、はりきって、下学年の子どもたちのお世話を頑張りました。今回、子ども教室の開講式に集まってきた3年生の子どもたちの様子を見て、子ども教室の先生方は「2年生の時より、すごく大人になっていて驚きました」とおっしゃていました。3年生になって、5ヶ月足らずですが、その間に、とても成長してきた証です。

 これは、3年生に限った話ではありません。先日、1年生の女の子が、校庭で鼻血を出したことがありました。暑さに少しのぼせたようでした。その時、その1年生のお世話をしてくれたのは、近くにいた2年生の女の子たちでした。一生懸命介抱してくれたそうです。きっとお世話になった1年生の子は、どんなにか頼もしかったに違いありません。そして、おそらく、自分が上級生になったら、自分がされたように、下級生に優しく接することでしょう。

 4年生の子どもたちは、朝も休み時間も、ほとんど外に出て、走り回って遊んでいます。校長室に毎日、元気に遊ぶ声が響いてきます。窓から、その様子を見ることもできます。時にはちょっとした言い争いみたいなやりとりも聞こえてきます。誰かを注意し合う声も聞こえる時があります。それでも、しばらくすると、また、みんなで仲良く遊びだしています。きっと、何か問題が起きて、それをなんとか解決しているのでしょう。3年生だった去年も、やはり遊びの中で、いろいろとトラブルは起きていたようですが、4年生になったら、自分たちで解決できるようになってきたということです。4年生の子どもたちは、遊びの中で、自然とそういう力を身につけています。(次回へ)