学校だより LIVE

1. 55 行ってきました!修学旅行

投稿日時: 2020/07/06 野木沢小-サイト管理者

 当初、5月29日に予定されていて、その後、9月に変更された修学旅行。しかし、その後、状況の変化に伴い、再度実施を検討して、先週3日、実施することができました。この修学旅行を実施するにあたり、実に多くの方々に御支援、御協力を頂きました。それがなければ、とてもやれなかったと思っています。ですから、今は、修学旅行が実施できて、ほっとしています。さて、実際の修学旅行の様子ですが、ホームページには、子どもたちの様子を写真入りで紹介してありますので、可能でしたら、そちらを是非見ていただければと思います。(「野木沢小学校」で検索すれば見られます。スマホでも見られます。)

 6年生の子どもたちは、この修学旅行に向け、計画的に準備を進めてきました。班を編制し、見学場所や体験場所やコースの計画を立てる話し合いを、何度も持ちました。その中で、メンバーの意見がうまくまとまらず、思うように進まないこともありました。しかし、そういう経験をすることも、この学習の一環でもありました。そのようなことも全て乗り越えて、出かけた会津若松への修学旅行でした。
 最初の見学先でバスを降りてから、子どもたちは、グループで計画したコースに沿って、それぞれスタートしました。順調に、予定どおりに進むグループ。予定どおりにバスが来なくて、あせったグループ。お店に入り、会津名物のソースカツ丼やみそ田楽をおいしくいただくグループ。体験活動で、起き上がり小坊師や赤べこなど、ていねいに絵付けするグループ。中には、手作りパフェの体験をするグループも。それぞれのグループで、何か起きても、自分たちで話し合って問題を解決しながら、活動しました。そして、最後は、予定どおり、全てのグループがゴールの鶴ヶ城に無事たどり着きました。その時の子どもたちは、みな、最高の笑顔でした。
 活動中に、新聞社の取材を受けたグループもありました。質問されたことに、代表児童がしっかりと答え、記者の方も大変感心していました。

 学校に着いてから、私は子どもたちに次のような話をしました。
「今回は、今までと違う修学旅行でした。団体で同じところを回るのでなく、自分たちで行きたいところを決め、自分たちで体験したいことを体験し、自分たちで食べたいものを食べてくる、まさに、自分たちの修学旅行でした。そして、どの班も何が起きても自分たちで話し合って、解決することができました。 私は、今回の修学旅行を、6年生のみなさんのために、是非やりたいと思っていました。ですから、やれてよかったと思っています。しかし、今回、会津に行き、みなさんが会津の町を散策し、体験し、味わい、そして、会津の人とふれ合う様子を見て、私自身、気付くことがありました。

 それは、2班の人たちが体験したパフェ作りのお店の人の話を聞いた時でした。そのお店の人は、「今年、初めての小学生のみなさんでした。だから、来てくれて本当にうれしかったです。」とお話ししていました。会津の町の人たちは、このコロナの影響で、お店もやれない時がありました。だから、今回、みなさんが会津に行ったことで、(ああ、また、以前のように子どもたちが来てくれるかもしれない。)と喜びと希望を持ったに違いありません。そういう意味で、今回、行ってよかったなあと思いました。自分たちがしたことが、だれかの喜びにつながっているとしたら、それは、とてもうれしいことです。みなさんの修学旅行がそういう旅行になり、とてもよかったと思います。
 さて、みなさんの修学旅行は終わりました。また、行きたくてももう行けません。それが、みなさんにとっての小学校生活なのです。今日のような大きな活動のある一日もあれば、特別なことは何もないような平凡な一日もある。しかし、どちらも、みなさんにとってはかけがいのない一日なのです。さあ、来週から、また、みなさんには、野木沢小学校の6年生として、頑張ってもらいます。みなさんに残された小学校生活は、あと151日です。」

 6年生の子どもたちの一人一人のよさと、6年生の子どもたちの持っている力が十分に発揮された、とてもいい修学旅行でした。