学校だより LIVE

1. 58 あいさつ考

投稿日時: 2020/07/13 野木沢小-サイト管理者

 お家の方々にちょっと伺いますが、お子さんは、朝、起きてきて、お家の人に「おはようございます。」とあいさつしているでしょうか。そして、もう一つ。お家の方々も、朝起きて、家族に「おはよう。」とあいさつされているでしょうか。

 今、校内では、子どもたちのあいさつについて、先生方で考えています。それは、どのようなあいさつができる子どもにしたいか、ということです。その中で、学校ではあいさつできるが、学校以外ではあいさつできない子が見られる、ということが話にあがりました。おそらく、御家庭や地域の方々からの情報なのだと思います。結論から言うと、やはり、あいさつは、いつでも、どこでも、だれにでも、できるようにしたい。さらに言うと、あいさつは、当たり前にできるようにしたい。

 この当たり前のあいさつを考えた時、先程の質問になりました。どうでしょうか。朝起きたら、「おはよう」とあいさつするのは、極々当たり前のことです。もしかしたら、朝、起きてきても、家の人に「おはよう」をしないお子さんもいるのではないでしょうか。もしかして、お子さんが「おはよう」とあいさつしないお家では、お家の方々も家庭内で「おはよう」を交わしていないということはないでしょうか。

 子どもは環境の中で育ちます。お家の方々自身が、当たり前のように、朝起きたら「おはよう」とあいさつを交わす環境で育ったお子さんは、やはり、当たり前のように、「おはよう」とあいさつする子どもに育つのではないでしょうか。そして、その逆も言えるのではないでしょうか。子どもの手本は、私たち大人なのです。そう考えた時、私たち教師自身も、自分のあいさつはどうなのか、自問自答しなければなりません。そして、その上で、子どもたちにあいさつをどう指導するか、考えなければなりません。

 あいさつは、誰かに言われてやるものではありません。しかし、あいさつをするという習慣は、普段の生活の中で培われるものでありますから、できないのであれば、できるように指導していく必要はあります。私たち人間が、無人島で一人暮らしするのであれば、あいさつは不必要かもしれません。しかし、多くの人と関わりながら、社会の中で生きていくことを考えると、あいさつできることは、必要なスキルになります。たかがあいさつ、されどあいさつです。