学校だより LIVE

1. 240 2学期に向けて

投稿日時: 2021/07/20 野木沢小-サイト管理者

 1学期は、72日間ありました。そのうち、先週末で、30日間、お休みする人がゼロでした。全校生86名が、全員揃った日が、72日間中、30日間あったということです。

 これは、素晴らしいことだと思います。子どもたちは、本当に、毎日、よく学校に通ってくれました。そして、保護者の皆様には、毎朝、よく、子どもたちを送り出していただきました。

 学校は、楽しいところであってほしいと思います。しかし、子どもによっては、何かしらの理由で、楽しくない日もあったかもしれません。今日は行きたくないなあ、と思った日もあったかもしれません。それは、授業や学習に関係することかもしれませんし、友達や先生に関係することかもしれません。もしかしたら、お家で何かあって、それが原因だったかもしれません。

 そんな気持ちが乗らない日でも、子どもたちは、学校に来てくれたわけです。重い足を引きずりながら、学校まで来てくれたわけです。しぶるお子さんを、励ましながら、学校まで送ってくれたお家の方もいたことでしょう。

 でも、そうやって、学校に来てみたら、思ったより、学校が楽しかった、なんて日もあったかもしれません。昨日、ちょっとけんかしちゃった友達と、今日はなかよくできたとか、昨日はよく分からなかった学習が、今日は、少し分かるような気がしたとか。昨日、注意された先生に、今日は、ほめられたこともあったでしょう。朝は、すごく行きたくなかった気持ちが、学校に来てみたら、嫌な気持ちも少しやわらいで、ちょとだけ楽しくなった・・・。いやいや、ぼくは、私は、毎朝、元気もりもりで、やる気まんまんで、学校に来て、毎日、楽しく充実していましたよ、という子も、中にはいると思います。

 学校は、楽しいところであってほしいと思います。しかし、86名も子どもたちはいるんです。その全員が、一人一人、いろいろな気持ちがあって、いろいろな思いを持って、毎日、学校で生活しているんです。だから、集団で生活している学校の中では、いろいろなことが起きて、当然です。先程のような、ちょっと元気がなくなるようなことが起きても、おかしくないんです。しかし、だからといって、じゃあ、行くのやーめた、となっては、やはり、いけないのだと思います。学校は、毎日、休まずに、行かなければならないところです。それは、子どもたちにとって、学校に来て、集団生活をする中で、一人一人が学び、身に付けていくことは、膨大だからです。そして、それは、やはり、今しかないからです。

 学校は、楽しいところであってほしいと思います。その楽しさが、休み時間ではなく、授業時間であってほしいと思います。休み時間、友達と遊ぶことも楽しいけれど、授業時間、いろいろ考え、みんなで意見を言い合い、あーだ、こーだと考えて考えて考えて・・・そんな時間も、同じように楽しい、となってほしいと思います。そうして、今まで分からなかったことが分かったり、出来なかったことが出来るようになったりしたら、最高です。

 本校の給食は、自校給食で、出来たてほやほやをいただけます。とってもおいしいです。ある日、授業を終えた子が、「お腹がすいたあ」と言いました。授業はまだ3時間目でした。きっと、この子は、授業中、いろいろと考えて、頭をいっぱい使ったのだと思います。身体を使ったら、お腹が空きますが、頭を使っても、やはり、お腹は空くんです。こんな授業を、子どもたちに受けてほしいと思います。そして、おいしい給食をお腹いっぱい食べて、健康で元気な心と身体を作ってほしいと思います。2学期は、そんな毎日を送れるよう、先生方みんなで頑張りたいと思います。