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1. 91 子どもたちへのメッセージ(難きは尊し)

投稿日時: 2020/09/08 野木沢小-サイト管理者

 いつ、いかなる時代になっても、大切なことは変わらない。それを「不易」という。私たち人間が、生きていく上で、大切な不易は、「難きは尊し」である。言い換えると、「難しいことこそ、価値がある」ということである。

 難しいこと、例えば、毎日、少しずつでも継続して積み重ねていくこと。つらくても、簡単に止めないこと。苦しくても、簡単に弱音を吐かないこと。うまくいかなくても、他人のせいにしないこと。文句を言わないこと。他人を馬鹿にしないこと。自分はだめだと、決めつけないこと。他の人に流されることなく、自分の信念を貫くこと。始めたことは、最後まで諦めずに、やり続けること。できなくても、簡単に投げ出さないこと。つらく、苦しい時こそ、奥歯を噛みしめて、耐えること。例え、どんな相手だろうと、すごいと思ったら、認めること。頑張っている人の足を引っ張るのでなく、その人を見習い、自分も負けずに努力すること。何事も、自分でよく考え、判断し、決断し、実行し、そして、最後は、自分でちゃんと責任を取ること。他人に甘えないこと。他人に優しくすること。自分に厳しくすること。その日の終わりに、今日の自分を振り返り、明日、自分がすべきことを考えること。すべての人に感謝すること。やってもらって当然と思わないこと。自分がしてもらったら、次は、自分が誰かのために、何かやってあげること。食べ物を口にする時は、感謝の気持ちを持つこと。一度しかない人生を、一瞬一瞬に、本気で、全力で生きること。笑顔で過ごすこと。今やらなければ、と思ったら、すぐに実行すること。自分がやらなければ、と思ったら、すぐに自ら動くこと。今、自分がどういう立場なのか、そして、今、自分は、何をしなければならないのか。常に考えること。

 もし、今日で自分の人生が終わりを迎えるとしても、自分は今まで本気・全力で生きてきた、だから、後悔することは何もない、と言い切れる人生を送りたい。

 これは、ちょっと極端だが、6年生のみなさんには、卒業式当日に、自分は今まで本気・全力で小学校生活を送ってきたから、もう、小学校でやるべきことはない。これからは、中学校で、本気・全力で頑張るだけだ、と堂々と言い切って、ここを卒業していってほしいと思っている。