学校だより LIVE

1. 198 思いやりの会

投稿日時: 2021/04/16 野木沢小-サイト管理者

 新入生を迎える会が、6年生の企画運営で行われました。まず、新年度がスタートして一週間という、とても慌ただしいこの時期に、6年生の子どもたちは、会の準備をするのは、とても大変だったと思いました。でも、その6年生のお陰で、とても温かい、思いやりにあふれた会になりました。

 1年生の子どもたちは、7名。一方、2年生から6年生までは79名。1年生の子どもたちにとっては、ほとんど知らないお兄さん、お姉さんに囲まれて、きっととてもドキドキしていたことでしょう。それでも、会が始まり、1年生へのインタビューでは、名前や好きなことの発表を、自分で描いた絵を見せながら、全員がしっかりと行うことができました。あんなに大勢の前でお話をするのは、とても緊張して大変だったと思います。1年生の子どもたちは、みな頑張りました。

 その後、6年生とゲーム対決をしたり、みんなで○×クイズや、からだジャンケンをしたりして楽しみました。最後は、みんなで校歌を歌って、会は終わりました。

 会の中では、ゲームをして頑張っている人たちへ、大きな声援を送ったり、最後までジャンケンで勝ち残った人たちへ、大きな拍手を送ったりと、会場にいる子どもたちの優しさが至る所で見られました。また、ジャンケンに途中で負けてしまった1年生に対して、そっと寄り添って慰めている6年生の姿も見られました。

 校長の話の中で、子どもたちに「思いやり」について、次のような話しました。

 「思いやりとは、相手に優しく接する気持ちのことですが、他の言い方をすると、『相手の立場に立って考える』ことです。自分が、もし相手だったら、どんな気持ちになるか考えるということです。
 
 1年生は、初めての小学校の生活が始まったばかりで、まだ、よく分からないことだらけで、毎日が不安かもしれません。2年生のみなさんは、去年の自分を思い出してみてください。みなさんも、いろいろと不安があったでしょう。他のみなさんもそうだったかもしれません。今の1年生も同じです。
 
 ですから、2年生から6年生のみなさんが、1年生の立場になって、1年生の気持ちを考えて、1年生に接してくれたら、きっと、1年生のみなさんは、早く学校生活に慣れて、安心して楽しく過ごせると思います。」

 そんなお話でしたが、結果的には、そんなことは、子どもたちには言わずもがなでした。みんなで、1年生を温かく包み込むような、迎える会になりました。これで、1年生の子どもたちにとっては、学校が、また少し楽しいところになったのではないかなと思いました。