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1. 117 運動会の話「紅白の戦い」

投稿日時: 2020/10/06 野木沢小-サイト管理者

 日本における「紅白」のルーツは源平合戦とされています。平安時代末期から鎌倉時代初頭にかけての源氏と平氏の戦いです。その時に、源氏が白旗を、平氏が紅旗を掲げて戦いました。平氏の旗のデザインは、紅地の布に金の丸をかいた物を使用しました。これは、天皇の軍隊を意味する「錦の御旗」を見立てたものになっていました。一方、源氏の旗のデザインは、白地の布に赤い丸をかいた物でした。白地に赤丸…どこかで見たことがありませんか?そうです、今の日本の国旗が白地に赤丸。どうやら、源平合戦で負けた平氏は滅亡したので、勝った源氏の旗が、その後、受け継がれていって、現在の日の丸に繋がっているようです。

 野木沢小の紅白の戦いは、昨年度、そのまた一昨年度と、ここ2年間、紅白引き分けになっているようです。偶然にもそういうことが起こるのですね。ちなみに、勝敗は得点で決まります。
 個人種目は、発走の組ごとに2人以上入賞すれば勝ちで、その総数で学年の得点になります。例えば、ある学年の徒競走で5組走ったとします。その入賞結果が、1組目(紅・白・白) 2組目(白・紅・紅) 3組目(紅・白・紅)4組目(白・紅・白) 5組目(紅・紅・白)だったとします。この結果、勝った組の数は紅3、白2と同じなので、紅の勝ちで20点、負けた白に10点が入ります。引き分けだったら、両方に15点入るというわけです。個人種目で得点が入る回数は、各学年の徒競走とチャンス走の計12個あります。
 団体種目でも、結果により個人と同じ点数が入ります。しかし、リレーだけは、勝ち30点、負け15点、引き分け20点が入ります。団体種目は、リレー(男・女)の他に、低・中・高で1種目ずつ、応援合戦、綱引き(今年は3回)の合計で9個あります。例年より得点が入る回数が多い分、点数も大きく動きそうです。

 さあ、今年こそ、2年越しの紅白対決に決着がつくでしょうか?乞うご期待です。