学校だより LIVE

1. 200 感染予防の注意点

投稿日時: 2021/04/23 野木沢小-サイト管理者

 新型コロナウイルスのワクチン接種がいよいよ福島県でも開始しています。しかし、県内も全国的にも、感染者は増加傾向にあり、まだまだ予断は許さない状況に変わりはありません。

 先週は、授業参観、PTA総会、学級懇談会への御出席、ありがとうございました。

 総会の折にお話ししましたとおり、今年度も、感染症対策をとりながら、できる範囲で、教育活動を充実させていきたいと考えております。そんな矢先、心配なニュースが報道されました。それは、県内の他地区での学校におけるクラスター発生のニュースです。

 クラスターが起きた学校関係者の方々、保護者の方々や子どもたちは、さぞ不安で、大変な日々を送っていることと思います。まず、このことは対岸の火事ではなく、次は我が身として受け止めたいと思います。やはり、新型コロナウイルス感染は、いつ、だれに起きてもおかしくない状況だということです。

 しかし、考えてみると、一年前の昨年4月、あの頃は、新型コロナウイルスの正体もはっきりとつかめない不安の中の毎日でしたが、今は違います。そして、ゼロにはできない感染リスクを、どうすれば下げることができるか、その方法も今は明らかになっています。マスクの着用、手洗い、消毒、換気、そして、密を避けた行動。これらを、できる限り徹底して行うことで、感染予防に努めてきたのが、今までです。そして、実際、この感染対策をすることで、新型コロナウイルスだけでなく、インフルエンザウイルスも、かぜウイルスも、これまで、その時期になると、必ず多くの子どもたちが感染してきた感染症を、ほぼ予防することができてきたのです。これは、事実です。

 ですから、私たちがこれからも感染症対策として行うことは、今のところ、これまでと一緒です。それを続けることが、感染リスクをあげない、唯一の方法で、確かな方法だと考えます。

 ですが、やはり、人間は弱い生き物ですから、気が緩みます。実際、子どもたちの中にも、気がつくと、マスクを顎まで下ろして話している子が見られます。声をかけると、「あっ」と気付いて直しますが。もしかしたら、マスクのひもも緩くなっているようにも見えます。感染者が出た施設では、保健所が濃厚接触者を特定するのですが、その指標の一つに、「マスクなしで会話していなかったか」というものがあるようです。そういう意味でも、校舎内で生活する際は、しっかりとマスクをつけることを徹底したいと思います。

 それから、お家の方々に、再度、注意していただきたいことは、不特定多数の外部の人との接触についてです。学校内で、毎日、一緒に生活している子どもたちや先生方の中だけでは、感染者が発生するリスクはそれ程高くありません。これは、各家庭も同じで、一緒に生活している家族だけなら、そんなに心配はいりません。しかし、お家の方々は、職場でいろいろな人と接触されます。休日に遊びに行くことで、不特定多数の方と接触することもあります。そういう機会に、十分注意していただきたい。休日や連休の過ごし方も、できる限り、密になるような場所を避け、マスク着用、消毒、手洗いを行って、感染しないように、行動していただきたい。

 そして、新型コロナウイルスの特徴である、感染しても症状が出るまで潜伏期間があり、中には無症状の場合があるということに対しては、毎朝、検温をして、発熱がある、体調がすぐれない、本人は元気でも、御家族に風邪のような症状が見られる、という場合に、お子さんを登校させないという対応をお願いします。その場合、お子さんは欠席ではなく、出席停止となります。

 改めて言いますが、感染リスクはゼロにはできません。クラスターが発生した学校でも、これまでの感染対策を行ってきていたはずです。しかし、それでも、クラスターが発生した。それがなぜなのか、情報は入ってきません。だからこそ、今、やれることを、徹底して行うしかないと思います。今後も、引き続き、保護者の皆様の御理解、御協力をお願い致します。