学校だより LIVE

1. 37 万物皆師

投稿日時: 2020/06/04 野木沢小-サイト管理者

 3年生の総合学習は、リンゴ栽培の体験学習を行います。ふるさと教育の一環で、野木沢地区でリンゴ栽培をされている相樂さんを先生に、いろいろと教えていただきます。

 例年ですと、5月初旬にリンゴの花が咲いた時に、受粉作業から体験するのですが、今年は臨時休業中であったため、先日、摘果作業から体験しました。摘果は、一つの大きな実を残して、他の実を切り落とす作業です。説明を聞いた後、一人一人摘果の体験をしました。慎重にはさみを使って、摘果しました。その後、実際に摘果した小さい実をかじらせてもらいました。どんな味だろうとおそるおそるかじってみると、その苦いこと!とても食べられたものではありません。子どもたちは、この貴重な体験から、今は小さくて、とても苦く美味しくないリンゴの実が、この後、どのように大きくなって、どのくらい美味しい実になるのか、興味を高めることができました。

 子どもたちの体験は1時間ほどでしたが、相樂さんのリンゴ畑にはリンゴの木が何百本とあるそうなので、この作業は実際は何日もかかります。そして、この後、袋かけや収穫、枝切りなど、秋まで継続して学習していきます。美味しいリンゴが収穫できる日を楽しみに、学び続けます。

 今回は、相樂さんがリンゴの先生でしたが、「万物皆師」、3年生は、リンゴの木からも学ぶ事になります。そして、実は3年生に限らず、他の学年も、学校の花壇や畑、自分のプランター等を使って、様々な植物を育てていますので、それぞれ育てている植物も、子どもたちにとっても、いろいろと学ぶことが出来る先生なのです。