本日は、御来賓の方々の御臨席を賜り、また、保護者の皆様にも御参加いただき、令和2年度卒業証書授与式を挙行できましたこと、心よりうれしく思います。
この後、卒業式当日は、卒業生のみなさんや保護者のみなさんに贈る言葉を述べます。
本日は、予行ですので、違うお話をします。
6年生のみなさんは、入学してから卒業までの6年間で、何日学校に来たことになるのか、調べてみました。
そうしたら、合計で1,199日になるようです。
年間約200日、その×6倍、学校に通ったことになります。
そのおよそ1,200日間、学校に来て、授業を受け、休み時間に遊び、給食を食べ、掃除をして、過ごしてきました。
その間、いろいろなことがあったと思います。その全てを覚えてはいないと思います。
しかし、その約1,200日間、学校で過ごした日々を通して、みなさんは、成長してきたわけです。
できなかったこともできるようになりました。分からなかったことも分かるようになりました。
それらは、一日一日の積み重ねの結果です。
当たり前のように、特別なことなどないような、そんな普通の一日の学校生活が、1200回繰り返されて、今のみなさんが育ったのです。
幼稚園や保育所を出て、小学校生活を何も知らずにいた子どもが、1200日学校に通うと、みなさんのように成長するのです。
これは、すごいことです。
みなさん、頑張りましたね。大変だったでしょう。
いろいろな人に支えられたと思いますが、一番は、みなさん自身が頑張った結果なんです。
そんなすごい成長を遂げたみなさんなのですから、どうか、胸張って、堂々としてください。
残りわずかですが、最後まで、よろしくお願いします。
令和3年3月23日
石川町立野木沢小学校長 佐藤康二