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1. 305 なわとび記録会を終えて

投稿日時: 2022/03/11 野木沢小-サイト管理者

 持久跳びという種目があります。この種目は、決められた時間を、最後まで止まらずに、一回旋一跳躍の前跳びで跳び続けるという種目です。試技は、やり直しのない1回こっきりです。決められた時間は、1年生が1分間、2年生が2分間、そして、3年生以上は3分間です。

 今回の持久跳びの結果、クリアしたのは次のみなさんです。

 1年 水野好輝さん
 2年 近内凛香さん 水戸葉月さん 矢吹 心さん
 3年 岡田そらさん 田邉大空さん 草野功明さん
 4年 宇佐美蒼さん 石井斗真さん 佐藤朋希さん 圓谷心葵さん
    二瓶沙羅さん 佐藤 歩さん
 5年 佐藤 碧さん 吉田裕翔さん 曲山恵太さん 水野陽菜さん
    円谷洸太さん 紀陸三平さん 佐藤世菜さん 円谷頼人さん
 6年 草野大輝さん 吉田智哉さん 髙橋優守さん 吉田琴葉さん
    近内遥翔さん 円谷由義さん 二瓶大雅さん

 持久跳びは、マラソンに似ていると思います。跳び続けるうちに、だんだん、足も痛くなる、手も痛くなる、息も上がり、苦しくなる。そして、やめたくなる。それでも、ゴール目指して、最後まであきらめずに、跳び続ける。

 本番は、やり直しのきかないチャンスが1回。その1回に、集中して、全力で挑むのは、緊張します。その緊張感がいいのです。たかが縄跳びだ、持久跳びを跳べようが、そうでなかろうが、大したことではない・・・と思っている人がいるとしたら、大きな間違いです。練習でできていたから、本番でもできるとは限らないのです。実際、練習の時は、跳べていたのに、本番でひっかかってしまった人は、たくさんいました。「練習は、本番のように。本番は、練習のように。」です。練習でも、本番のように、集中して全力で取り組む。そして、本番は、緊張しすぎず、練習でやってきたように、集中して全力で取り組む。こういう経験は、子どもたちを成長させます。おそらく、今回、練習で跳べていて、本番で跳べなかった人は、相当悔しいと思います。その悔しさが、次へのチャレンジの力になることは間違いないのです。よく「失敗したから、もう一回。」と、子どもたちが口にすることがあります。まるで、ゲームのリセットボタンのように。しかし、現実は、失敗したら、やり直しがないことが多いのです。本番は、決まって1回しかありません。1回しかないから、本番なんです。だから、その本番に向け、練習にどのように取り組むのかが大事なのです。

 そして、忘れてはいけないのが、本番で練習の成果が出せなかったから、練習してきたことが無駄だったのかというと、そうではないということです。今回の持久跳びで、練習でできていた人が本番でできなかったとしても、それまで練習で取り組んできたことは、その人の力になってきたことは事実です。決して無駄なんて事はないのです。

 最後に、昨年度、1年生で連続二重跳びを115回跳んで、学年新記録を出した紀陸文平さんは、今年、2年生でも209回という学年新記録を出しました。おめでとうございました。