学校だより LIVE

野木沢小の教育や校長雑感をLIVEでお届けします

129 就学時健康診断にて

 今日、ここにお集まりのみなさんのお子さんは、来年4月、令和3年度に小学校に入学するお子さんです。ちょっとみなさんにお伺いしますが、来春入学されるお子さんは、小学校に初めて入学しますという方は、どのくらいいらっしゃいますか。挙手してもらっていいですか?ありがとうございます。

 私事ですが、私も今から○○年ぐらい前、みなさんと同じように、子どもが初めて小学校に入学しました。当時、心配なことは、いろいろありましたね。その中で、一番心配なのは、友達のことでしたね。友達はできるかな?みんなと仲良くやれるかな?実は私は、平成元年に先生になりました。ですから、今年で、32年ですね。平成の時は、わかりやすかったんです。令和になって、ちょっとわかりにくくなっちゃいました。32年間、この仕事をしていると、いろんなことがわかります。それで、一つ気付いたことがあります。それは、「1年生になったら」という歌がありますね。あの中に、「友達100人できるかな」と言う歌詞があります。あれは、個人的な意見を言わせてもらうと、プレッシャーですね、子どもにとって。結論から言うと、友達というか、仲良しさんというか、学校でおしゃべりしたり、遊んだりできる人は、一人いればいいんです。100人もいらない。一人いれば、学校は楽しいところになります。そして、誰にでも、馬が合うというか、気が合うというか、そういう子は一人はいます。だから、あんまり心配することはないんです。

 そして、学校は集団生活をしますから、いろんなことが起こります。中には、友達ともめたり、けんかになったりすることもある。私は思うのですが、子どもの周りで起きることは、全てその子が成長するために必要なことだと。だから、無駄なことは一つもなく、全ての出来事がその子の成長につながっていて、その子を作り上げている。だから、大事なのは、その成長に必要な経験を、大人が邪魔しないことです。昔から「子どものけんかに親が出るな」と言いますね。あれは、本当です。子どもにとって、友達ともめて嫌な思いをしたり、つらい気持ちになったりするのは、大事なこと。そして、子ども自身が解決していくことが必要なんです。その時に、大人が解決してしまっては、その子どもの成長につながらない。逆に、困った時に、自分では何もしないで、すぐに大人に頼ってしまう子どもになる。そのまま大人になってしまうと、嫌なこと、つらいことから逃げてしまう大人になってしまうのではないでしょうか。子どものうちに、そういう時、どうやって解決するか経験しておかなければならないんです。じゃあ、大人は何をすればよいか。大人は、見守ることです。子どもの話を聞いてあげて、言ってあげればいいんです。「大丈夫だよ」って。子どもにとって、家庭は安心基地なんです。家の外でいろいろ経験して、帰ってきて話を聞いてもらうことで安心できる場所。それが、家庭です。話を聞いてもらって、「大丈夫だよ」って言われるから、また、家の外に出て、チャレンジしてみようと思うんです。がんばろうとするんですよ。

 先程、初めてお子さんを小学校にあげると言ったお子さんは、初めての小学生になるわけですが、その保護者さんにとっては、初めて小学生の親になるということです。だから、当然、迷うこともあるでしょう。そういう時は、ベテランのお仲間の方に相談してはどうでしょうか。学校の先生に相談してもいいです。学校の先生と、保護者のみなさんとは、「お子さんを健全に育てる」という共通の目的を持った同志ですから。仲間なんですよ。決して、敵ではないのです。一人で抱え込んで悩まないで、何でも相談すればいいんです。一緒に考えていきましょう。

 最後に、新型コロナウイルス感染対策について、お話しします。どの学校でも、毎朝の検温をお願いしています。そして、発熱、体調がすぐれない場合は、無理して学校に来ないよう、お願いしています。新型コロナウイルスとインフルエンザウイルスとの大きな違いは、症状が出た時に、排出するウイルスの量です。インフルの場合、感染するとすぐ発症するので、発熱した時点では、まだ、あまりウイルスは排出していないんです。しかし、コロナの場合、感染後、潜伏期間があって、その時点でどんどんウイルスを排出して、症状が出た時がほぼピークなんです。だから、簡単に言うと、いつ、どこで、感染したか、わかりにくい。ですから、学校生活は、基本、マスク着用。消毒とうがい、手洗い。教室の換気。給食時は、グループを作らない、といった対策をとっています。しかし、それでも、感染リスクはゼロにはできないのが、コロナです。だから、何よりも大事なのは、もともと持っている免疫力を高めることだと思います。そのためには、運動して体を鍛え、しっかり睡眠をとり、そして、栄養バランスの良い食事をとること。これは、コロナに限らず、健康な生活を送る上で、大切なことなので、子どもたちには、健康な生活習慣を身につけてほしいと思います。運動、食事、睡眠の中で、お家の方に特にお願いしたいのは、食事と睡眠です。学校と家庭が、しっかりと協力して、子どもの健康な生活習慣作りをすることが、今この状況において、特に求められているのではないでしょうか。

 それでは、私の話は、この辺りで、終わらせていただきます。次回は、それぞれ入学される各学校で、入学準備会が2月頃にあります。それぞれの学校からご案内がいくと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

128 「優しさは、心を結ぶ」(続き)

「優しさは、心を結ぶ」

 これは、福島県が新型コロナウイルスの感染者やその関係者らに対する誹謗中傷を防止するための啓発事業の特設サイトである。そこでは、「お互いを思いやり、共に新型コロナウイルス感染症を乗り越えていきましょう。」と呼びかけている。特設サイトは15日から開設している。特設サイトには、相談窓口や県からのメッセージを掲載している。また、サイト上のハートマークをクリックすることで、クリック数に応じた小さなハートが大きなハートを形作る。県民同士の絆を表現し優しさや励ましの気持ちを発信する。累計クリック数も表示される。「いつ誰が感染してもおかしくない中で、誹謗中傷は何も生まない。思いやりや優しさをハートに託して広げてほしい」との願いだ。

 また、新型コロナ感染者らに対する誹謗中傷を巡り、県は専用の電話窓口を設けている。県職員が相談に応じ、会員制交流サイト(SNS)の書き込みの削除方法といった具体的な助言などを行う。特に悪質なものについては県警などの関係機関を紹介し、法的措置を含めた橋渡し役を担う。相談受け付けは平日午前9時~午後5時で、電話024・521・8647。

127 「優しさは、心を結ぶ」

 私は思うのだが、SNSなどでコメントをする人は、そのほとんどが「匿名」である。結論から言おう。私は、何か意見を言うのなら、きちんと名乗って言うべきだと思っている。なぜなら、そこには、自分の発言に対する責任が伴うからだ。だから、匿名でいう意見は、自分の発言に対して、責任を担っているとは言い難い。逆に言えば、匿名で責任がない発言だから、相手のことを平気で批判したり、傷つくことを言ったりできるのかもしれない。だから、もし、名乗らずに匿名で言うのなら、相手を非難するような内容は言うべきでないと思っている。

 さらに言おう。万が一、自分に対して、誹謗中傷するような内容のコメントがあったとしても、その発信者が匿名で、どこの誰が言っているのかわからないとしたら、そのコメントは、「無視」しても構わないと思っている。匿名で批判する人はずるい。言いたいことがあるなら、自分が誰なのか、名乗って言うべきだ。だから、そんなずるい、自分だけ守られている立場で、勝手に言っていることは、知る必要なしである。どんなに批判しようが、こちらが知らなければ、それは、言われていないことと同じである。それでいいと思っている。しかし、そうだと頭でわかっていても、やはり、自分が批判されていたら、気持ちは穏やかではいられないように思う。

 「明日は我が身」ということわざがある。正式には、「今日は人の上、明日は我が身の上」というようだ。意味は、「今日は人ごとと思っていた災難も、明日は我が身の上に降りかかってくるかもしれない。災難というものは、いつ誰に起こるかわからないものである。」このことわざが、今、一番当てはまることは、新型コロナウイルスの感染者に対する誹謗中傷かもしれない。

 新型コロナウイルスに感染するリスクは、ゼロにはならない。そのことは変わらない。だから、今は感染していないからと言って、この後、自分が絶対に感染しないという保証はない。むしろ、自分もいつか感染するかもしれないと思っていた方がよい。それなのに、新型コロナに感染した人に対して、どうして無責任な誹謗中傷が言えるのか。「明日は我が身」なのである。自分がもし感染したら、今度は、同じような誹謗中傷を、どこかの誰かから受けるのは自分かもしれないのだ。そうなった時、匿名で誹謗中傷してきた人を、果たして批判できるのだろうか、自分のやってきたことをさておいて。(次回へ)

126 アルテミス計画

 アルテミス計画とは、2024年、有人月面着陸を目指し、2028年までに月面基地の建設を開始するというNASA(アメリカ航空宇宙局)のプロジェクトである。
 有人月面着陸といえば、かつて、アポロ計画というものがあった。アポロ計画は、アメリカと旧ソ連による宇宙開発競争の中で、1961年にNASAが計画したものである。そして、1969年7月16日、アポロ11号が初めて月面に着陸し、2名の宇宙飛行士が人類で初めて月面に到達した。その後、アポロ計画は、1972年まで月面着陸を通算6回成功し、計12名の宇宙飛行士を月面に送り、その後、人類は誰も月まで行っていない。
 それから、およそ48年経ち、今、新たに、アルテミス計画が発表されたわけである。そして、この計画には、日本も参加するようなので、ついに、日本人初の月面着陸というのもあるかもしれない。私の好きな漫画に「宇宙兄弟」がある。その漫画の中では、すでに日本人宇宙飛行士が月面に到達している。それが、現実になるのかと思うと、大変興味深い。

125 運動会を終えて その2

 改めて「ボランティア」について調べてみると、ボランティア活動は一般的に次の四原則で説明されています。

①自主性・自発性
  個人の自発的な自由意思に基づいて行われる活動であって、人から命令や強要されて行うものではないということ
②社会性・連帯性
  社会にある様々な課題について、個人の関心や動機から始まったことでも活動することによって社会へ影響を与えるということであり、その活動を通じて他の人とかかわりができ、新たな人間関係が育まれるということ
③無償性・無給性
  活動の対価や見返りを求めない活動であり、ボランティア活動の報酬は自分の満足感や人とかかわることによって得られる人間関係であること
④創造性・開拓性・先駆性
  独自の考えによって先駆的な、創造性豊かな活動ができるということ

 昨日の運動会における、保護者の皆様の行動は、学校からの指示ではなく、保護者の皆様の自主的・自発的なものでした。そして、一緒に校庭を整地しながら、子どもたちが最高の運動会をできるようにという同じ思いを持ちました。雨に濡れながらの作業でしたが、みなさん進んで、子どもたちのために作業されていました。限られた用具を駆使しながら、状況に応じて、何をすべきか創造的に、みなさん作業されていました。保護者の方々から、召集場所にテントは張れないかという意見が出され、プールで使用していたテントを張り、ブルーシートでつなぎました。このような保護者の皆様のボランティア精神あふれる行動は、その有様を目撃した子どもたちの目に、しっかりと焼き付いたことと思います。今回のことは、子どもたちはきっと忘れないと思います。そして、いずれ、自分たちが大人になり、自分の子どもの運動会を迎えた時、(ああ、そう言えば、自分の運動会で、お父さん、お母さんたちが、雨の中、校庭をならしてくれたっけ)と思い出すのでしょう。そして、そのお父さん、お母さんと同じように、自分も我が子のために、進んでボランティアで学校を支えるのだと思います。

 今回の運動会を通して、改めて、学校は保護者の皆様に支えられていると、強く感じました。子どもたちの教育活動を充実させるために、私たち教職員ができることは限られていて、そこに、保護者や地域の方々の御協力を頂いて、初めて意義ある活動に発展することを、実感しました。やはり、学校と家庭と地域が連携することは、子どもの健全な成長のためには、欠かすことはできないのだと思いました。当然のことですが、保護者の皆様と、学校の教職員は、「子どもの健全な成長」という共通な目的を持った、言わば「同志」なわけです。だからこそ、しっかりとスクラムを組んで、同じ思いを共有しながら、子どもの成長に携わっていくことが必要なのです。

 運動会の中で、最初、雨に濡れることから「鼓笛」は中止と判断しました。しかし、と同時に、鼓笛の演奏を発表する場をどうするか、考えました。鼓笛パレードが中止になっていますから、この運動会が、最後の発表の場だったわけです。6年生にとっては、最後の鼓笛。子どもたちは、この日のために一生懸命練習してきました。このまま、それを無駄にはできません。実際、保護者の方々からも、「鼓笛発表」を期待する声も届きました。そして、担当の先生とも相談し、この後、もし雨が止んだら、降っててもすごく弱ければ、鼓笛発表をやる方向で検討しました。その時は、閉会式が終わってから最後にやるという案でした。しかし、最後のリレーをやっている頃は、雨はほとんど止んでいましたので、急遽、リレーの後に鼓笛をやることに変更しました。鼓笛発表の裏側には、そのようないきさつがありました。学校としても、子どもたちには鼓笛発表をさせてあげたい、保護者の皆様も子どもたちの鼓笛発表を見たい、どちらも同じ思いでいたわけです。だから、やれてよかったとつくづく思います。

 運動会翌日、疲れていたのは大人だけでした。子どもたちは、いつも通り元気いっぱい。朝から、これまたいつものように校庭を走り回って遊んでいました。この日は、昨日の天気が嘘のように、晴れ間が見られました。天日干しにそのままにしていた万国旗は、昼休みに、子どもたちに協力してもらい、片付けました。この万国旗の出番は、また来年。さて、来年の運動会は、これまでと同じように、5月にやれるのでしょうか?そんなことを考えながら、久し振りの青空を眺めました。

124 運動会を終えて

 5月から10月に延期して実施された、今年の運動会。まずは、やれてよかったと思います。ただ、私の予想は大きく外れ、台風が接近し、やむなく平日実施となったことで、観戦することができなかった保護者の皆様には、申し訳なく思います。しかし、6年生にとって、小学校最後の運動会であったわけですから、やれないよりはやれた方が絶対よかったです。また、一つ小学校の思い出ができたと思います。また、1年生にとっては、小学校初めての運動会。幼稚園や保育園とは違った感じを、子どもなりに受け止めたのではないでしょうか。

 さて、今年の運動会を振り返って、私が一番感じたのは、子どもたちの健気さです。いつも思うことですが、運動会は、運動が苦手な子どもにとっては、なかなか気持ちが前向きになれないところがあります。そういう子は、練習段階から、複雑な思いで参加しています。中には、休みたいとさえ思っている子どももいます。心と体は表裏一体なので、気持ちが沈んでいると、本当に体の調子が悪くなるのです。それでも、参加した子どもたちは、みな、頑張って競技しました。一生懸命頑張る姿に、野木沢の子どもたちの健気さが現れていたと思います。どの学年の、どの競技においても、みな、最後まであきらめずに、本気全力100%で頑張っていました。例え、入賞にならないと分かっていても、最後までしっかりと走りきりました。たとえ、びりでも、かっこよく走りきりました。ほんとに素晴らしい子どもたちだと思います。

 そして、応援団を中心に、紅も白も応援を頑張っていました。高学年の子どもが種目でいなくても、低学年の子どもたちが、大きな声援を送っていました。下級生たちに応援された上級生たちは、さぞかし、嬉しかったことでしょう。そして、お出で頂いた御家庭の皆様からも、大きな声援を頂いて、子どもたちは、みな、いつも以上に頑張ったに違いありません。また、代表児童の返事やあいさつ、態度も立派だったと思います。

 そして何より、今回の運動会は、保護者の皆様の支えがなければ、できなかったと思います。早朝からの準備、係分担、そして、休憩ごとの校庭整地と、本当にお世話になりました。野木沢小保護者の皆様のチームワーク、団結力、そして、ボランティア精神はとても素晴らしいです。本当に心強く思いました。ありがとうございました。

 さて、運動会は終わりました。しかし、子どもたちの教育活動が終わったわけではなく、番組はさらに続きます。これからも、日々の授業を充実させていくことはもちろん、行事的には、11月には、中旬にマラソン大会、下旬に学習発表会も控えています。それが過ぎれば、もう12月。2学期のまとめに入ります。これまで着実に、子どもたちは力を付け、成長してきています。コロナもインフルエンザも、心配なことはなくなりませんが、それでも、これまで同様、子どもたちの健やかな成長のために、学校、家庭、地域が一体となって、教育活動を展開していきたいと思います。引き続き、御理解と御協力をお願いします。

123 映画「ジオストーム」

 あれ程、「10月10日は晴れるはず」と豪語していて、今回、見事に大雨となった結果に、つくづく、(人間の力は、自然の中では、無力だ…)と思いました。これだけ、科学技術が進んでいても、天候をコントロールすることはできないわけです。自然界は、今だ神の領域なのかもしれません。だから、人間が介入することで、大変なことが起こる…。実は、そういうことをテーマにした映画がありました。
 映画「ジオストーム」。この映画の中では、人類が、ついに天候をコントロールすることができた世界を描いています。宇宙空間に大きな網のようなものを設置し、それが全世界の上空を覆っていて、気象コントロール衛星が、コンピュータにより、各地の天候を制御するという話です。しかし、コンピュータウイルスにより、気象衛星がコントロールできなくなり、世界各地で通常には起こりえないような災害が勃発します。熱ビームで山火事が起きたり、南米の海が一瞬で凍り付いたり、日本にも巨大な雹が降ってきたりします。そして、ついに「ジオストーム」という大規模な嵐が…。
 この映画を見て思ったことは、やはり、自然の力の前では、人間の力はかなわないこと。そして、改めて、私たち人間も、この地球においては自然の一部なんだということ。だから、今までも、自然と共に生き、そして、これから、自然と共存していくのだと思いました。

122 運動会の話「当日のスケジュール」

※12日(月)実施に変更になりました。朝の準備があるため、開始時刻は少し遅れます。

 また、当日、お弁当持参になります。昼食後、下校となります。

※時刻は、あくまで目安です。前後することがありますので御了承ください。
  6:00 花火の打ち上げ
  7:00 朝の準備(執行部と学年委員の皆様、お世話になります)
  8:15 入場行進
       開会式
  8:30 1 応援合戦
       2 ラジオ体操
       3 100メートル走(3・4年)
       4 かけっこ(1・2年)
       5 150m走(5・6年)
  9:20 休憩
       6 Hippappe!
       7 何がでるかな?(1・2年)
       8 どうぞ ごいっしょに!(5・6年)
       9 2020流行語大賞?(3・4年)
 10:30 休憩

                       10 鼓笛
                11 ダンシング紅白玉入れ(1・2年)
                12 野小タイフーン(3・4年)
                13 キャッチ ザ ドリームボール(5・6年)
                14 紅白対抗リレー
 11:30 閉会式
       児童は、教室に戻って帰りの会
       校庭は、片付け作業(お手伝いの御協力をお願いします)
 12:00 児童下校

 今のところ、当日の天気予報は「曇り一時雨」。午前中に運動会は終了する予定なので、降られる前に終わるかと思います。準備や片付けに御協力いただく皆様、どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、明日は運動会前日になります。当日、最高のコンディションで参加できるように、金曜日は早めに就寝し、土曜日朝の朝食の摂取、そして、最後の励ましの言葉をかけて、笑顔で送り出して下さい。

121 運動会の話「スローガン」

 今年の運動会のスローガンは「輝く希望と 光の矢 大迫力の運動会」。考えたのは、6年草野勝斗さん。そこで、勝斗さんに、インタビューしてみました。

Q1 このスローガンは、どんな運動会をイメージして考えたのですか?
  
 応援歌の中に入っている、赤の「輝く希望」と白の「光の矢」から、赤と白が全力で戦っている迫力のある運動会をイメージしました。

Q2 スローガンの中にある「光の矢」は、どういうものですか?

 白が光の矢のように、突き進んでいる様子です。

Q3 勝斗さん6年生にとって、小学校最後の運動会ですが、どんな運動会にしたい  ですか?

 5月でも10月でも、最後の運動会を全力でやることには変わりはありません。自分が団長になって、赤組をひっぱって勝利に導きたいし、どちらも全力を尽くして負けても、相手をたたえる運動会にしたいです。

 今回紹介したスローガンを考えた勝斗さんの思いを、全校生で共有して、そこに、一人一人が自分の思いを重ね合わせ、みんなで最高の思い出に残る運動会にしたいと思いました。

 勝斗さんが言っている応援歌は、次のような歌詞の歌です。

ゴーゴーゴー(運動会の歌)▼①フレーフレー赤組▼ フレーフレー赤組ゴーゴーゴー▼ ぼくらは輝く▼ 太陽のように▼ もえあがる希望▼ 力いっぱいがんばろう▼ 赤赤赤ゴーゴーゴー▼ 赤赤赤ゴーゴーゴー▼ もえろよもえろ赤組
②フレーフレー白組▼ フレーフレー白組ゴーゴーゴー▼ ぼくらは白い稲妻だ▼ つきすすむ光の矢▼ 雷の音とどろかせ▼ 元気いっぱいがんばろう▼ ゴーゴーゴー白白白▼ ゴーゴーゴー白白白▼ 地球をまわる稲妻だ白組

そして、3番は、赤と白が同時に歌います。当日も、赤の草野勝斗団長と、白の佐藤煌大団長の指揮に合わせて、振り付きで元気いっぱい歌います。

120 運動会の話「全体練習」

 これまで、3回の全体練習を行ってきました。予定では、8日(木)に最後の全体練習を行います。全体練習では、主に全体で確認したい動きを中心に練習してきました。毎時間、担当の先生から指導があり、確認してきました。
 運動会は、これまでの体育科の授業を中心に取り組んできたことを、発表する場であるとも考えられます。子どもたちは教わったことを教わったようにしかできません。ですから、全体で確認して、全体でできるようにするというのが、この全体練習の大きな目的です。逆を言うと、指導しなければならないことは、この全体練習の場で確認したいわけです。そこで、私からも、「開会式と閉会式の姿勢」について指導しました。

 開会式と閉会式の姿勢は2種類しかありません。「休め」と「気をつけ」です。この二つは基本の動きですが、子どもたちは、意外と出来ていません。「休め」は肩幅に足を開いて、後ろで腕を組みます。これは出来ています。問題は、「気をつけ」の姿勢です。
 足を閉じる。この時、かかとは付けて、つま先を少し開くと、長時間経っていても、ふらふらしません。次に、背筋を伸ばします。頭の先から背中の骨を、上から糸でつられているように、まっすぐに伸ばします。そして、両手は体の脇に付ける。その時、指は開かず、まっすぐに伸ばします。その姿勢で、ふらふらせずに動きを止める。これが「気をつけ」の姿勢です。
 指導されると、子どもたちは、実にきれいに「気をつけ」の姿勢がとれています。素晴らしいです。問題は、その姿勢を、とり続けることが難しい点です。だんだん指先が曲り、体の脇に付けていた両腕が、いつの間にか体の前や後ろで組んでしまいます。両方つけていた足も、少しずつ開いてきます。なぜ、そうなるのでしょうか。それは、正しい「気をつけ」の姿勢をとり続けることが、疲れるからです。足を開いたり、腕を組んだりする姿勢は楽なのです。だから、体が自然と楽な姿勢になってしまうのです。
 それでも中には、ずっと、きれいな「気をつけ」の姿勢をとり続ける子どもはいます。私は、感心します。心と体は表裏一体ですから、そのきれいな「気をつけ」の姿勢から、その子のまっすぐな気持ちを感じます。力を込めて伸ばした指先から、つらくても耐える強い心を感じます。そして、正しいことを貫こうとするひたむきな心を感じます。そういう姿は、きっと誰が見ても美しいのだと思います。
 是非、当日の開会式や閉会式では、自分のお子さんの姿勢にも注目してみて下さい。そして、頑張って気をつけの姿勢をとり続けていたら、そのことはうんと褒めてほしいと思います。